■事務局ひとり言■
橋のある風景(ペン画) 山下 清 画 1922−1971
橋のある風景(ペン画) 山下 清 画 1922-1971


2007.7
2007.6
2007.5
2007.4
2007.3
2007.2
2007.1
2006.12
2006.11
2006.10
2006. 9
2006.8
2006.7
2006.6
2006.5

夏がくると信濃川とともに過ごした日のことを思い出す。越後平野からは東京よりのやや山間部に位置する小千谷(おぢや)。小千谷ちじみ、ニシキゴイ、英文学者 詩人 西脇順三郎(にしわき じゅんざぶろう)のふるさとだ。

わたしは野生の熊や猪と同じぐらい自然児だった。小中高と夏休みは毎日川にかよった。夜明け前はハエナワをあげ、昼間は泳ぎ、夕方はまたハエナワを仕掛けるために。ハエナワでは鉢巻ミミズやどじょうをエサにした。うなぎやナマズやミゴ(コイ科)がかかった。うなぎは川魚店に持っていくと小遣になった。

むかし、それは田んぼにパラチオンとかいう農薬が撒かれる頃までの川は、川魚や水中昆虫にとって楽園だった。夕暮れ前になると川面には川魚がたくさん飛び跳ねていた。川魚は川面の昆虫をとるためだ。川に足を入れた途端に、ガジというカジカの仲間が足裏に2匹も3匹も入ってきた。いくらでも川魚がいたのだ。

悠久の自然に抱かれた安らぎ、川の流れに身を任せる心地よさ、川魚釣りの楽しさを厭きることなく経験した、少年期の美しい夏。あの日のことは、当時、若者たちのベストセラ−「愛と死を見つめて」と同様に、いつまでも忘れ得ぬ、遠いとおい夏の日の思い出である。

「舟陵の鐘」

遠くへさまよう
旅人よ
聴け
この鐘のきこえる路は
みな真心へ
もどる道だ
(小千谷市船岡山公園詩碑)

山あり河あり
暁と夕日とが
綴れ織る
この美しき野に
しばし遊ぶは
永遠めぐる
地上に残る
偉大な歴史
(小千谷市山本山詩碑)

西脇 順三郎 1894〜1982

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「愛と死を見つめて」
昭和38年(1963年)大島みち子(ミコ)と河野実(マコ)の往復書簡集が出版され、150万部を超えるベストセラ−になった。大島みち子は軟骨肉腫にかかり21歳の若さで亡くなった。

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