LTBはボウラー固定化の切り札-2

第2回
第1回



●参加者に安心感を与えられるかが集客のカギ 貝TB社長 榎田 勝志 氏

 集客の成否を分けるもの? それは例えばボウリング教室の募集をするときに、営利のにおいがするかどうかが、大きいと思います。

 ボウリング場は営利企業ですから、ボウリング場主催となれば、どうせお金儲けだろう、と思われがちです。また教室を無料にしたり、チラシの下に千円分のチケットをつけたりしているのを見ることがありますが、何か裏があるんじゃないかと、よけい警戒されることになりかねません。


姪浜シティボウル(福岡市)の健康ボウリング教室の募集チラシ
姪浜シティボウル(福岡市)の健康ボウリング教室の募集チラシ

 私が15年前、最初にボウラーの固定化に取り組んだ京都の京田辺市にあったボウリング場の例をお話します。ボウリング教室をスタートするにあたり、まず京田辺市ボウリング協会を立ち上げ、体育協会の加盟事業として認めてもらうために、署名を集め、市長に陳情ををしました。3カ月かかりましたが、許可が下り、京田辺市ボウリング協会主催、京田辺市体育協会後援という形で、ボウリング教室の募集をかけたところ、2日で定員をオーバーする応募がありました。

 現在は、体育協会に加盟しているボウラー団体にご協力をいただいたり、教育委員会や体育委員会に、後援の名義使用の申請をしています。単にボウリング場の主催で募集するのとでは公的機関の後援を得て募集するのとでは、まったく反応が違います。

 今も茨城県と滋賀県のボウリング場を手がけさせていただいていますが、県の教育委員会や、センター所在地の市・町の教育委員会後援という形で進めています。また7〜8年前、潟Xポルト勤務時代に、東京の池袋のセンターを担当したときには、豊島区ボウリング連盟の主催で、後援に豊島区体育協会、さらに豊島区がついてくれました。健康維持のための生涯スポーツとして、また仲間づくりのために…とプレゼンテーションで力説しましたが、実際にその後の活動が認められ、3年前には都から表彰を受けました。

 もちろん教育委員会や体育協会などの手続きは、簡単ではありません。緊急時の連絡網だとか、いく種類もの書類を提出しなければいけませんが、それだけの手間をかける価値があることは間違いありません。

 折り込みチラシの構成も、営利のにおいのするようなものや、欲張って他の情報を盛り込むのではなく、ボウリング教室への参加者募集に絞ったものにするべきだと思います。
ちょっとした作り方の違いで、その結果は大きく異なってきます。

 次号では、ボウリング教室に来ていただいたお客様に、リーグに移行してもらい、固定化するための方法をお話します。

(ボウリング ジャーナルより掲載)

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