未病のうちは自分で、病気になったら病院で−2

北海道・雨竜沼(うりゅうぬま)
北海道・雨竜沼(うりゅうぬま)

第2回
第1回

●未病のうちは自分で、病気になったら病院で
                                山田養蜂場代表 山田 英夫 氏 (57)
               (財)渥美和彦記念未来健康医療財団理事長 渥美 和彦 氏 (86)


●体の悲鳴に耳を傾ける

山田 本当にそう思いますね。私たちは、日頃、「頭が痛い」「イライラする」「よく眠れない」などの症状があっても、生活するうえで特に問題がなければ、病院にも行かず、症状のみを抑える市販の薬を飲む程度で、そのまま我慢する人がほとんどでしょう。でも、こうした不快な症状は病気の前段階である未病のサインかもしれません。そのまま放置すれば、大病に至ることだってないとはいえません。そうならないためにも、自分が自分の体の主治医になって、こうした体の悲鳴や危険なサインにしっかり耳を傾け、病気になる前に早く手を打つことが大事ですよね。でも、治療を目的とした西洋医学では、発病する前の未病には対応しにくいといわれています。その点、中医学などの伝統医療は、わたしたちが本来持っている自然治癒力をたかめることで病気になりにくい体をつくる生活医学ですから、未病を治すには西洋医学よりも向いているのではないでしょうか。

渥美 おっしゃる通りです。先ほど私は「未病は自分なりに把握して、病との距離を測っておくことが大事」といいましたが、例えば頭痛一つとっても、どこまでが「未病」の範囲で、どこから「病」になるのか、日頃からわかるように注意を払うことがセルフケアを進めるうえで大切になってくるでしょう。そして、自らの治癒力を活かし、「未病」の段階で、病気の芽を摘めば、医療費の制御にも地球資源の有効活用にも役立つと思いますね。

北海道・羅臼岳
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●気をつけたい 3つの変化

山田 私たちが普段から健康を管理するうえで、どのような体の変化に気をつければよいのでしょうか。

渥美 3つあると思いますね。まず、1つめは、「急激な体重の減少」です。例えばいつもと変わらない食事をしているにもかかわらず、体重がいつもより1割程度、減ってしまった場合などですね。これは、初期のがんや甲状腺などの病気にも見られる症状ですから要注意です。そして2つめが「頭痛」です。一口に頭痛といってもいろいろあり、風邪からくるもの、眼精疲労によるもの、二日酔いのときに起こるものなど実にさまざまです。
ほとんどの場合は、ちょっと眠るか、市販の薬を飲めば治りますが、中には命にかかわる病気が背後に隠れている怖い頭痛もあります。この場合、脳や神経に異常をきたしていることが考えられ、そのサインとして頭痛が出てくるんですね。

山田 「頭痛なんてたいしたことないよ」と軽く考えていたら、大変なことになりますね。

渥美 そうですよ。そして、3つめが「手足のしびれ」。これは、血行が悪くなると起こりますが、大抵は一過性のもので、特に心配はいりません。でもそれが体の右側か、もしくは左側だけにでる場合、または手と口だけに現れるときは、脳神経系の病気の可能性があり、警戒する必要がありますね。

(つづく)

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