普及活動のページ レッツ・ゴー・ボウリング! 第31章

宮田 哲郎

(社)日本プロボウリング協会 (社)日本体育学会・体育経営管理部会員

平成20(2008)年2月1日号

ロシアの少女 佐伯祐三 1898-1928
ロシアの少女 佐伯祐三 1898-1928
目次
第30章
第29章
第28章
第27章
第26章
第25章
第24章
第23章
第22章
第21章


第20章
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第5章
第4章
第3章
第2章
新時代2
第1章
新時代1
はじめに

この原稿は、まだ正月を祝う「松の内」に書いています。

昨秋から新聞報道され始めた「スポーツ議員団」の動きに

ついて、歴史的な意義を調べたり、じっくりと考えている

ところです。


なぜなら、昨10月30日に報道された自民党議員による

「スポーツ立国調査会」のプロジェクトが、このコラムで

いう「近年起きている」変化(前号)のうちで、近い将来

は必ず「最大の変化をもたらす!」からです。


大晦日の新聞記事

日本経済新聞(2007年12月31日)は、与野党有志

議員による新しい「スポーツ振興法の制定プロジェクト・

チーム」の動きを報じました。スポーツ振興は「国の責務」

であり、*次期通常国会で議員立法するとあります。

*新聞報道の動き。    
*新聞報道の動き。
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チームが言う国の責務には、「二つの柱」があります。

ひとつはメダルの増産であり、もうひとつは生涯スポーツ

社会実現のため「地域スポーツ・クラブ」を拡充すること

であります。


現行のスポーツ振興法は、1931年!に制定されました

から、半世紀ぶりの改訂となります。


スポーツの担い手が変る

昔から、スポーツ政策を動かして来たのは、文部省でした。

「政治でもなく、国民でもなかった」と言うと、少々語弊が

ありますが、明治維新後の1871年に設置された文部省の

学校生徒の「教育の一環」として行われてきたのです。


報道の時代的な背景と流れを考えてみましょう。

文部省は、歴史的に「学校体育」を最重視しました。

現在の文部科学省は、体育局(スポーツ・青少年局)の

政策として、成人のスポーツ教育を「社会体育」として

捉えており、2001年以降、局は企画・体育課、生涯

スポーツ課、競技スポーツ課に分かれています。


学校体育以外のスポーツ政策領域は、生涯スポーツ課と

競技スポーツ課ですが、施設の建設は体育課所管です。

文科省のスポーツ予算は、年間180億円(現行)です

が、現在半分以上はスポーツ施設建設の補助金となって

います。


1980年代から生涯スポーツ推進事業の割合が高まり

ましたが、大半は都道府県に対する補助金です。また、

競技スポーツ課では、体協とJOCに対する補助が9割

を占めますが、JOCへの補助は体協の2倍 以上です。

競技力向上の費用は、想像以上に大きいのですね。


地域スポーツ・クラブへの補助

2001年からスタートした「スポーツ振興計画」の活動

プランである地域スポーツ・クラブに対する補助金の貧弱

なことは、関係者すべての嘆きであります。


また、補助金提供システムは、「前年度限りの経費」として

事業打ち切りとなる事例も多く、振興と言うより現状維持

の予算配分であるとしか評価できない現状にあります。

*「サッカーくじ」は、国の文教政策を一時的に助けている?


クラブ活動拠点となる体育館「スポーツ・センター」なる

ハコ・モノを造ることに、殆どの予算が費やされている

からです。場所は欠かせないものですから、われわれ商業

スポーツ施設が、優れた人材とノウ・ハウ、常駐している

利点を生かして参画・協力する時期に来たと切に思います。


ところで、「スポ・産・団・連」をご存知?

スポーツ産業振興に関わる中央官庁は、経済産業省です。

ご承知のように、日本ボウリング場協会は、1988年4月

旧・通産省を主務官庁として設立された(社)スポーツ産業

団体連合会(以下、連合会)の正会員でもあります。


私は「スポ・産・団・連」と呼んでいますが、連合会は本来

スポーツ業界の将来について、有用なヒントを与えてくれる

調査・研究・提言・協力を目的とする組織です。


また、学会は中立の立場ですが、「日本スポーツ産業学会」

のスポンサーでもあります。連合会の活動に役立つ研究や

データ、情報を提供する立場ですが、「産・官・学」の緩や

かなネット・ワークが利用できますが、いかがですか?


これから新スポーツ振興法が制定されるや、スポーツ行政の

主導権はしだいに「官から民」へ移り、地方における政治も

変化して、民間企業の社会的な役割・貢献なども評価される

ようになるでしょう。いま、社会学的な研究はマストです!


予告! 3月号は、重大な提言をします・・・

長い平成不況からはじまった、業界関係者、経営者の皆さん

がひとしく抱いている業界の危機について、データや人々の

行動を分析、今後の具体的な提言をさせていただきます。


GDP経済の停滞とボウリング産業の関係、人口構造高齢化

、同業者・異業種など競合の進出、ボウリングのレトロ化と

顧客の高齢化、業界にはびこるマンネリ、設備も人も、考え

方も、ボウリングすら、老朽化しつつある・・・)等々、

いろいろあって、大変ですが・・・。


結論として、このような時流にあって、[ボウリング場は,

組織は、現場は、何をすべきか?]について,大胆な私見を

述べさせていただきます・・。これを肴に「酒を酌み交わす」

仲間が、もっもっと欲しいですね。

では、また来月!

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