普及活動のページ レッツ・ゴー・ボウリング! 第33章

宮田 哲郎

(社)日本プロボウリング協会 (社)日本体育学会・体育経営管理部会員

平成20(2008)年4月1日号

プロフィル 薮野 正雄 画 1907-1990
プロフィル 薮野 正雄 画 1907-1990
目次
第32章
第31章
第30章
第29章
第28章
第27章
第26章
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第4章
第3章
第2章
新時代2
第1章
新時代1
はじめに

3月は、「イスから転げ落ちそうな」できごとが

ふたつもおきました。ぜひ、ご紹介したいと思い

筆をとりましたが、10年前の「仮説」が証明

できそうな驚くべきことです。

順を追って、お話しましょう。


文科省局長の通達

去る2月末、全国の教育委員会へ文科省局長から

「総合型クラブを核とした、活力ある地域づくり

推進事業委託要項」が送られました。


委託事業は、都道府県「広域スポーツ・センター」

の管轄になりますが、なんとボウリングが事例と

してとりあげられ、本年度予算は9,200万円

です。

まずは、
*公文書をクリックしてください。

2ページ目の「自治会オープン・スクール」です。

聞けば、本年は全国で17自治体を選び、実験

事業として行い、本格実施は2009年となる

ようです。市町村合併がほとんど終わっている

自治体の数は、およそ2、000ぐらいと思わ

れます。したがって、皆さんのセンターが指定

されるかどうかは、見当つかないのですが

・・・。


しかし、こんごの展開が非常に気がかりです。

本コラムをいつもお読み下さっている皆さんは

、すでに私の心配をお察しくださるでしょう。


巨船が遂に動き出し、われわれに向かい始めた!

同志とともに乗り込んで,大海原を悠々行くのか?

のんびり構えて、ぶつけられ、沈んでしまうのか?


ホントの心配

現場に詳しい人なら、すでに気付いていることです

が、国家的なスポーツ・キャンペーンに参画する

には、従来型のボウリング・テキストやコーチング

では、贔屓目にみても馴染まないところがありすぎ

ます。


なぜなら、ニュートラルな対場で冷静に考えると、

教材やパンフレットなどでも、企業理念見え見えの

ものが、とても多いからです。


私自身、教材をいっぱい作った人間ですから、同罪

なのですが、今回は立場を変えて対応しないといけ

ません。つまり、いろいろな*属性のニーズ、目的

、動機と総合型の視点にあわせたテキストでインスト

ラクションする好機であると考えるのです。

*子ども・女性・シニア・ヤング・健康・美容・気晴らし

・生涯スポーツ・ストレス解消・友達づくり・道志向・・・


とは言え、あまりにも難解で、高度、理論一辺倒は

いけません。現場を考えた、さじ加減が大切ですね。


私は総合型構想に参画して8年、「ボウリングを仕立て

直す」つもりで、教材や指導要領を作りなおし、全国の

同志たちとテストを営々繰り返しています。最近では、

完成度が上がり、印刷しても良いところへ来ました。


心配なことを、もうひとつ。

「儲かるならことなら、何でもやる」センター?が

参入しはじめるだろうということです。業界政治に

無縁ですから、どうするなどの意見は申せませんが

・・・。しかし、高い志と利益一辺倒のボウリング

場とは、絶対に馴染まないのです。


ブリタニカ! おー!ダイエー百科!

わたくしごとですが、更なるサプライズ!です。

1768年―71年初版の世界最高の百科事典から

「ボウリング」項目の*執筆依頼をいただいたこと

です。 *9月 日本語版オン・ライン(アカデミック)。


確か、印刷本(英語版)は1975年ごろの第15版

から出版されていないようですが、私は2000年

はじめに新しいCD・ROMを購入していました。

お金持ちの家の書架には、必ず「飾られていた」

大英百科辞典は、憧憬の的でしたね。


執筆は、大学・図書館・企業向けに*年間契約で

オン・ラインする「アカデミック版」ですから、

いささか力が入ります。

*Encyclopededia Britannica

online Academic Edition


実は、私の辞典つくりは、年季がはいっています。

最初の辞典は1980年代はじめ、当時ボウリング

・マガジン編集長だった浜辺良典氏から連載の依頼

を受けたときで、内容はたかだか250語ぐらいの

連載でした。


その後、将来はことてん(事典)を書くことがある

かもと思い、20年以上、ずっと執筆を続けていた

のです。ところで、「ことてんとじてん」は違うこと

をご存知でしたか?


辞典・字典は、単にことばの意味を記すだけですが、

事典となると全然違います。例えば、辞典・字典の

「さくら」は、日本の代表的な花木、バラ科の落葉

高木とか桜肉・・・で終わります。


しかし、ことてんになると、やれ染料・薬用になる

、化学方程式はこうだとか、米国の何とか大統領に

送った日本桜が、毎年ポタマック河畔に咲き誇る

・・・とかまで、猛烈に詳しくなるのです。


儲かりませんし、とても疲れるのですが、粗末な

事典の原型が「叩き台」になって、更によいもの

になるかも知れないと思い、慰めているのです。

しかし、正直言って、私の楽しみの一つだったり

します。


10年前の仮説?

仮説とは、シニア・ボウリング振興の全体計画です。

ボウリング産業サイドから考察した、行政や他の産業

を一体化した『三位一体』1996年プランでした。

画面をクリックしてください。


90年代、学校で「スポーツ社会学」を講義していた

ときの1ページです。文部省とか厚生省、通産省など

役所の名前が古いですね。


しかし、内容は現在も通用します。

総合型構想のもとになる「スポーツ振興基本計画」は

2000年に発布されたものですから、それより10年

以上も古い、「私の振興プラン・シニア版」でしたね。

いかがですか?


では、また来月!


追記 改訂版[ボウリング大辞典]を上梓!


おかげさまで歴史年表や新しい技術用語集「ローダウン」など

加えて、ハンデイ版として再版しました。非常に好評と聞き、

安堵しています。ぜひ御社の書架にも1冊、加えてください。

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