普及活動のページ レッツ・ゴー・ボウリング! 第37章

宮田 哲郎

(社)日本プロボウリング協会 (社)日本体育学会・体育経営管理部会員

平成20(2008)年8月1日号

ショーウインドゥ
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目次
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第2章
新時代2
第1章
新時代1
はじめに

ブリタニカ中項目「ボウリング」執筆のプレッシャーから

開放されて1ヶ月、睡眠中も「あれは?これは?」と心配

する日常から抜け出ることができました。


およそ15、000字でまとめましたが、こんご改定する

ときは競技記録やスキルをもっと詳しく、設備やボールの

科学も加えて充実させたいと考えています。


ブリタニカはアカデミック版で大学や図書館、企業が年間

契約で閲覧できるシステムなので、読みたい人は図書館で

ごらんください。個人で? ネット閲覧は20万円かかる

そうですよ。


1.回復の気配なし

原油高騰から端を発した「身近な商品」の値上げが続き、

企業もぎりぎりまで全てのコストを下げている経済情勢に

なってしまい、経済の回復は極めて難しい情勢です。


経済産業省の月次報告「サービス産業」ボウリングの売り

上げでも過去48ヶ月間続落、平均4%代だった落ち幅も

7%以上、8%代までになってきました。レジャー白書の

分析でも、2010年には参加人口を2,510万人とし

ていましたが、私は良くても「やっと2,100万人」位

だろうと予測しています。


相変わらず「5,000万人」キャンぺーンを張っている

業界ですが、まったく根拠のない話ではないかと心配する

人が多くなりました。それでは、ボウリング市場を二つの

要素から精査してみましょう。


2.人口構造の高齢化

現在の人口構成を「10歳ごとに」分析すると、2,010年

は次のようになります。売り上げ構造から見ると数年後の市場

を楽観視できる理由は、どこにもありません。


年代別人口の変化 10歳ごと・千人
10歳代 12、821 11、998 ▲  823(― 6%)
20歳代 16、480 14、486 ▲1、194(―12%)
30歳代 18、480 18、574     94(+0.5%)
40歳代 15、763 16、570    807(+ 5%)
50歳代 18、940 17、154 ▲1、786(−10%)
60歳代 15、996 18、292  2、296(+14%)

合 計  98、480 84、074 ▲14,406(―15%)


3.若年層の参加率変化

次は、男女別の参加率を「直近10ヵ年」の時系列で比較したものです。



4.行動するのみ!

数字からみると前途多難ではあるが、業界内部で対策を云々して

いる時間はすでに失われている。答えは唯一、リピーター創出に

尽きるがシニア対策でも難航するであろう。


また、従来型のパブリシテイも再考すべき時期である。

総論は良いが行動プランの各論で反対する業界役員は、今となって

はいない方が良いとも(私は勝手に)考える。


乱暴な言い方だが、まずは行動してから考える、軌道を微調整する

時期だからである。長い目でみれば、小手先の手法もよくない。

問題の根源が社会の変化(顧客の人口構造変化)にあり、まして

「スポーツ志向」のリピーターとなれば、従来型の業界主流だった

手法では、まったく通用しないと断定するからである。


5.スポーツ庁が新設される

次の通常国会で「スポーツ振興法」が改訂され、スポーツ庁が新設

されれば、文部科学省、日本体育協会が主流だったスポーツ行政も

大きく変ってくるであろう。すなわち、*時代は「学校スポーツ」

主流から、「商業スポーツ」重視へと変ってくるのである。


すなわち、ボウリングやゴルフの種目特性が世のためになる時勢と

なってくるのである。このあたりの理由は、こんごのコラムで追々

詳しく述べるが、私の予測は着々当たってくると確信している。


過日、スポーツ議員*代表の麻生太郎氏の会見を聞いたが、メダル

増産、地域スポーツ拡充を「二本柱」とする施策にボウリング業界

も相乗りしなければならない。ここでは従来のトレンド路線(単純

娯楽ニーズ対応のマーケテイング)とは全く異質の手法が要求される

のである。 *NHK全国ニュース・5月25日(日)。


では、また来月・・・。

 *イラストは「新しいLTBテキスト」:今夏は発表予定。

「新しいLTBテキスト」:今夏は発表予定
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