普及活動のページ レッツ・ゴー・ボウリング!

宮田 哲郎

(社)日本プロボウリング協会 (社)日本体育学会・体育経営管理部会員

第57章 

平成22(2010)年4月1日号

ラーチェンちゃん 平山郁夫画
ラーチェンちゃん 平山郁夫画
目次
第57章
第56章
第55章
第54章
第53章
第52章
第51章
第50章
第49章
第48章
第47章
第46章
第45章
第44章
第43章
第42章
第41章

第40章
第39章
第38章
第37章
第36章
第35章
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第5章
第4章
第3章
第2章
新時代2
第1章
新時代1
はじめに

 さらに悪化している業況、全国の現場はどうしておられるので

しょうか? 日場協やプロ協会は「ジュニア振興」を打ち出した

のは大正解ですが、現在は実施頻度やコンセプトがぼやけている

ところに大きな不安を感じています。


 子どもプロモーションは、想像以上にセンシテイブなところが

あり、大概のボウリング場のように地域にまったく顔を持たない

感のある企業の主張がすんなりとは通らないのです。子ども教育

で「種目の優位性」を理解してもらい、信用してもらえないのが

実情だということです。


 一方、私は総合型クラブでボウリングの価値観を説いて回り、

ボウリング場ができる(すべきである)ことはクラブ支援である

こと、これが「社会貢献事業を志す」ボウリング場のありかただ

と言い続けてきました。


(1)ジュニア・プロモーションはすごく慎重に・・・

 ジュニア振興作業は、総合型クラブを支援しているセンターが

体育・スポーツ行政をはじめに「地域の顔役方の信用」があれば、

きわめて容易です。なぜなら、キッズやジュニアでボウリング嫌

いの子は、めったに見ないからです。


 いまも総合型構想参画に反対する人は「即効性」を指摘するの

ですが、このような問題ですぐ効く「くすり」があったら、誰も

苦労しません。多分できればやりたくないのが本音なのでしょう

が、業界人として正しい判断とは思えません。


 私見ですが、ボウリング事業を長く、正しく繁栄させたいなら、

地域社会の信用を育てるという、基本的問題を疎かにしている訳

には行きません。早く気づいていただきたいものです。


 さて、JARBAコラムの最大のメリットは、毎月いろいろな

人に、私見や仮説、主張と実績を「只で即座に」報告できること

です。文字数無制限、じつに反応が早いので、大いに助かります。


 先月は岡山県体育協会主催で「岡山県総合型スポーツ・クラブ」

懇親会100名を*ネグザス・ボウル(岡山市)へ誘致しました。

センター顧問として、いつものように「ボウリング場と地域社会」

の話しをしましたが、スポーツ・ボウリング普及に協力してくれる

県行政の好意と理解は、ほんとうにありがたく思いました。

 *プロ協会岡山支部(土井 貢プロと安武民祐プロ)が応援。


(2)学校スポーツとボウリング界の乖離

 さて、もとに戻ります。

 ジュニアとは、「家族」のことです。親が納得するボウリング像は、

単に運動技術のアップではなく、子どもたちが「素直に、元気良く」

育ってくれる「良いアイテム」でないと理解されません。


 あくまでも家庭的観点で、団体行動のマナーやルール(社会教育)

、スポーツ行動の基礎的なスキルを学ぶツールであるべきで、いま

業界にあるテキストの大半は、教育の視点が反映されていないことが

明らかなので、適当とはいえないのです。


 つまり、既存のテキストは、文部科学省の学習指導要領に準拠して

おり、校外での子ども教育に極めて有益であるとする「新鮮で楽しい

主張が盛り込まれていない」ことが欠点なのです。かといって、教育

の専門家に書いてもらうのも一法ですが、ボウリングに好意的でなく

、しかも詳しくない場合はどうでしょうか?


 ちなみに、メタボでは筑波の田中喜代次先生のように、プロ顔負け

の「大マニア、大ボウラーの先生」がおられ、幸に素晴らしい「加齢

シリーズ」を執筆いただきました。しかし、当該行政にこれを持込み

、イベント提案中の噂が聞かれません。凄い財産を持ちながら、現場

はいまだに手をこまねいているのです。


 先月、ある教授から米国小学校では特定種目の州または全国大会を

禁止する方向と聞き、当然だと思いました。わが国の学習指導要領に

「記載されていない」ボウリングは、より考慮すべきことです。


 案外知られていないのですが、日本の小学校における運動競技は、

校内における活動を中心として、原則として「校外における対外試合

は行なわない」のです(次官通達)。


 この3ヶ月、「子ども動員マニュアル」を仕上げるため、随分取材を

しました。子ども会や幼稚園連合会、ボウリング行事を採用した関係

の方々は*非常に肯定的で、ひざを打つ話しもたくさんありましたが、

マニュアルの成はまだ時間が必要です。

 *神奈川県教育委員会・子ども会連合会アンケート調査。


(3)地域社会とボウリング場

 民主政権になってから、体育・スポーツ行政の方針(スポーツ庁構想

とスポーツ振興基本計画のフォロー・アップ)が、聞こえてきません。

しかし、悪い方向には、行かないだろうと思います。


 私見ですが、官民一体でことを運ぶ場合、今後「企業が強い味方」に

なることがますます明らかになります。あらゆる事業で、長く繁栄する

ための人間的なインフラは「地域の信用」であり、企業としては「地域

貢献」を旗印にしはじめるでしょう。


 CSRを営業ツールにする、「けしからん会社」も必ず出てくると思い

ますが、付け焼刃はすぐに排除されます。キッズ・ジュニア振興の可否は

、「親の判断」にありますから、地域企業として判りやすい主張でかかる

べきです。


 ところで、本年4月のプロ協会は、高度な職業人としてのプロを養成

する立場から、地域やボウリング企業から歓迎される業務スキルの研修

(A級ライセンス)をはじめます。ボウリング業務を通して地域社会に

貢献すること、そこで必要な理念や社会のニーズに対応する実務スキル

を学ぶのです。


 言い換えれば、ボウリングをライフ・ワークとする人々を育成、経営

に寄与する原点と方向を示すことです。何ヶ月か前、マーケテイング

「二つの選択肢」としてプロの仕事を話しましたが、全国の同士から、

驚くほどたくさんの感想をいただき、うれしく思います。


 私以上に危機感を持つ人の意見は、迫力があります。専門講習会は

4月27日(東京)ですが、ボウリング場関係者の聴講もできるよう

検討しています。私が3時間30分を担当しますが、20年も提案し

続けてきたテーマなので、楽しみです。


 トピックスです。

 東京ボウリング場協会から依頼された冊子「レッツ・エンジョイ・

ボウリング!」が完成しました。短期間に集中して執筆しましたが、

いちどご覧ください。

   *入手 tel 03−3249−5773(東場協)

                       また、来月。           

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