普及活動のページ レッツ・ゴー・ボウリング!

宮田 哲郎

(社)日本プロボウリング協会 (社)日本体育学会・体育経営管理部会員

第60章 

平成22(2010)年7月1日号

観客席 宮本三郎画
観客席 宮本三郎画
目次
第60章
第59章
第58章
第57章
第56章
第55章
第54章
第53章
第52章
第51章
第50章
第49章
第48章
第47章
第46章
第45章
第44章
第43章
第42章
第41章

第40章
第39章
第38章
第37章
第36章
第35章
第34章
第33章
第32章
第31章
第30章
第29章
第28章
第27章
第26章
第25章
第24章
第23章
第22章
第21章


第20章
第19章
第18章
第17章
第16章
第15章
第14章
第13章
第12章
第11章
第10章
第9章
第8章
第7章
第6章
第5章
第4章
第3章
第2章
新時代2
第1章
新時代1
はじめに


 今月は、プロがつくる新しい需要と戦略について、私見を述べる。

 業界に「経営専門誌」の活字メデイアがないので、この欄は私にとり

貴重な存在であり、ときには思考をまとめるツールであったりしている。


1.新しい需要とは何か

 これまで何度も述べたように、「既存客に対応するばかり」の営業現場

に、将来は絶対に存在しない。また、生まれるはずもない。


 実際、常連顧客の「出自」を見ると大半は過去の遺産であり、高齢化

で毎年 数%づつ減少している。不況で現場の人員が減らされ、忙しい

から開発に手が回らないと言い訳するが、実際そうでも、このままでは

ジリ貧である。


 と言っても、現場は「創客のノウハウもツールも」持っていない。

 苦境の直接原因は、2000年から始まった急激な若者人口の減少で

あり、長い平成不況と拙劣な政治運営がもたらす閉塞感にまちがいない。

参加人口が激減する(予兆が見えている!)前に、対策を講じるべきである。


 去る4月、(社)日本プロボウリング協会専門講習会(東京)で、私は

プロが「高度な職業人」として自立する方法を多くの事例をもとに話した。

顧客開発で活躍すべき(できる)人は、誰あろう、プロなのである。


 今後の協会の方針がきちんと決まれば、わたしのノウハウ・技術を移転

することにやぶさかではないが、なぜかいまだ決断には至っていない。


 さて、開発目標は、つぎの2点につきる。

 1.地域のキッズとジュニア、そしてシニア(家族)。

 2.来場者のワンモア・ゲーム化(定連だけではない)。

 前者は有効な手段がふたつあり、コストはほとんどかからない。後者の

ノウ・ハウは無数にあるが、じつはプロの「得意技」なのである。


2. スポーツの公共性と社会性を生かす

 表題はなんとなく納得するが、「ボウリング場の公共性」までくると

「いぶかる」人がいる。私の提案は、スポーツ施設の公共性・社会性

が原点で、万人向きのスポーツ特性があるボウリングに応用すること

だが、約1,000万人のキッズを動員するには、企業の力だけでは

歯が立たないのである。


 また、地域スポーツ振興などの用件で、行政に出向いて判ることは、

ボウリング場の公共性や種目特性と機能を生かす提案なら、まったく

抵抗なく受け入れてもらえることである。


 ここが判るまでおよそ5年 要したが、総合型クラブ構想にいち早く

手を上げた大きな成果である。ボウリング場にある公共性とは・・・、

種目特性は・・・、この欄のバック・ナンバーを見ればすぐわかる。


 ボウリング普及の近道は、もはやTVではなく、巨額な賞金のプロ

・トーナメントでもない。地元プロが誠心誠意つとめる、「体験会・

入門スクール」で、無数の地域「くち・コミ」をつくることである。


 元来、くち・コミュニケーションには、殆んどコストがかからない。

くち・コミが機能すれば、集客コストは非常に安く、芋ずる式に情報

が伝わり、人もよく集まる。しかも、プロの費用と教材をつくる些細

な出費だけですむ。


 将来、ここでは「高度な職業人としての意識」を持った専門プロの

独壇場となる。優れたプロは重用すべきだが、不定期な時給では競合

にかならず引きぬかれる。一方で、知識労働者として自立するタイプ

のプロは、若者よりベテランに適性があり、数多くのフアンがいる。


 問題は、なんでしょうか?

 地場ボウリング場や場協会、プロ本人でもこれに[気づいていない]

ことです。長く業界ウオッチしている私の予見は、必ず現実化すると

(娯楽志向一辺倒のセンターは撤退を選ぶ)断言します。


 何度もおなじ図表を掲載して恐縮だが、「マーケテイングの選択肢」

とプロの役割、「スポーツの公共性と社会性」をご覧ください。どの

ように考えても、業界にはこの手法しか残されていないのです。


 あなたの地域では・・・、競合がこれを始めていませんか?

マーケテイング 二つの選択肢

スポーツの公共性と社会性:楽しいボウリングの役割
 
普及活動のページ「目次」へ 全国ボウリング公認競技場協議会「トップページ」へ