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宮田 哲郎

(社)日本プロボウリング協会 (社)日本体育学会・体育経営管理部会員

第66章

平成23(2011)年1月1日号

カフェ 国吉康雄 画
カフェ 国吉康雄 画
目次
第66章
第65章
第64章
第63章
第62章
第61章

第60章
第59章
第58章
第57章
第56章
第55章
第54章
第53章
第52章
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第4章
第3章
第2章
新時代2
第1章
新時代1
はじめに


 あけまして、おめどうございます! 本年も、どうかよろしく!!

 
昨年、うれしかったのは、大阪の総合型クラブが[三つの小学校と

連携」、親子ボウリング体験会を開催できたことでした。教育行政に

詳しい人なら、疑うか、革命だ!と叫ぶほどの快挙でした・・・。


 年末から、執筆で部屋にこもっています。

 月刊専門誌で10年 連載している[質問コーナー]スパッと診断

(ボウリング・マガジン)です。プロ・コーチとして受ける、数々の

質問から、普遍的な問題を選んで集大成します。


 スパットへ通せない、アベ・アップが止まった、ストライクが少なく

、スペア・ミスが多い、スプリットが出る、タイミング不調、スランプ

・・・などなどです。一方で、ベテラン指導者から相談もあり、一筋縄

では括れない、難しく張り合いのある仕事です。


1.商材をマーチャンダイズする

 今年は、ボウリングを「地域スポーツのブランド」にする基礎工事に

励みます。いまは、遊び需要に対応しているだけですが、競技として

とりくむ人を増やしたいものです。また、総合型クラブのようにスポ

ーツによる町おこし(個人のスポーツ行動を促し、世代間や地域交流

、医療費削減までつなげる)で提携するなど、公的かつ社会的ニーズ

が潜在しています。


 つまり、スポーツがもつ社会性や公共性をボウリングで発揮したい

のですが、機能の開発は不十分、スペックも明らかではありません。

 地域性豊かな総合型クラブとつき合うと、ボウリングが内包して

いる(隠れている)性能やさらに開発すべき事柄が見えてきます。

地元や大学の研究者とはひんぱんに交流、地域の情報や研究成果を

入手していますが、行政担当者やクラブ・マネージャーの意見など

はとても貴重です。


 業界人には、「マーチャンダイズしましょう」と申し上げている

のですが、研究成果を応用して、地域スポーツのトップ・ブランド

に君臨することは夢ではありません。10年来 下降していますが

、いまも3位以内に入る参加率や参加人口が証拠でしょう(別表)。

資料 競争社会のボウリング・マーケティンク゜
資料 競争社会のボウリング・マーケティンク゜
上の画像をクリックすると「PDFファイル」で表示します


2.大切なことは、「事業の何たるかを明示」すること

 現代企業は、事業目的を社会に宣言する必要があります。

 一流企業のマネではなく、スーパーやコンビニ店のように、判り

易く、肯けるやりかたです。


 事業属性や地域社会がボウリングに求めていることを勘案すれば、

キー・ワードは地域貢献でしょう。しかも、中央業界は「公益法人」

志向ですから(プロ協会も)。


 公益とは何か。公益を実現する機会とは何か、どう宣言するのか。

 いかに社会貢献し、その中で、どのように適正利潤を求めるのか。


  *答えは、このコラムにある。65回に渡って主張したことですが、

   アクション・プランは簡単、ツール類も開発・整備してあります。


 業界に残された時間は少なく、機は充分に熟している。

 少数の役員で意志を統一、中長期戦略を整備すれば、すぐに行動

できる。様子見を決め込むか、即効性がなければやらないつもりか、

ほかによい方策はあるのか?


 景気の早期回復、ASのような魅力あふれる新機種の登場を祈って

いますが、気配はありません。今春の通常国会で、新しい[スポーツ

振興法]が議員立法される方向にあるが、ボウリング企業にスポーツ

と言う新しい収益源をとり込むことは、必須の情勢です。


3.機会に焦点をあわせ、イノベートする

 企業理念を振りかざしていては、理想は達成できません。

 また、ボウリング企業が単独行動していては、むりでしょう。

 BPAJは、新しい理念をかざして、さらに強く結束するチャンス

です。また、同志を募り、組織を拡充させるときです。


 1)幸い、ボウリングの魅力は健在である。

 2)新しい収益源創出のイノベーションが必要である。

 3)すなわち、地域需要の開拓にかかる出発点に来ている。


4.ドラッカーに学ぶこと

 事業の目的はひとつ、顧客の創造である。

 顧客を創造するものは、マーケテイングとイノベーションで

あり、自動車の両輪である。自動車のハンドルを握るものは、

マネージメントであり、進むべき方向を示すものは事業戦略で

ある。


 ドラッカー先生は、混迷する我々の進路を示してくれる。

 翻ると、営業現場のマネージャーは必ず居るが、市場動向に

詳しいマーケターはほとんど留守である。


 まして、日常業務に忙殺される支配人に、イノベーターまで

期待するのは酷であろう。また、イノベーターは経営者と喝破

しているが、金策に忙しいいま、考える余裕はないだろう。


 丸呑みでも、とにかく「誰かの考え」を実行することです。

 とにかく、時間をかけている余裕はなく、然るべきよい計画

、実行力のあるエージエントを選択することでしょう。


 私見を述べましょう。

 地域社会を動員するとき、2−3年で短期評価するわけには

行かないことを銘記してかかるべきです。業界は発展的解消が

得意ですが、歴史的に見ると長期計画は苦手だったからです。


 たとえば、総合型クラブのように「学校区」の仕事になると

最低1万人の人口があり、ボウリング場を中心にした校区数は

、少なくとも2つや3つあります。自転車で10分程度の範囲

ですが、ボウリング・セールスなら最低10年かかります。

                  では、よいお正月を・・・。 

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