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宮田 哲郎

(社)日本プロボウリング協会 (社)日本体育学会・体育経営管理部会員

第68章

平成23(2011)年3月1日号


目次
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第2章
新時代2
第1章
新時代1
はじめに

 年初から、質問コーナー「スパッと診断」(ボウリング・マガジン)を

単行本にする編集作業で頭を悩ませています。プロ・コーチとして受ける、

200を越す質問群から、普遍的な問題を選んで集大成します。


 ことしは、ボウリング事業の「150年」行事が計画されています。

 ご承知の1861年(文久元年)、長崎のボウリング・サルーン開業が

起点ですが、(社)日本ボウリング場協会の事業プログラムに「スパッと

診断」の出版(16万字)が予定されており、6月には上梓します。


 一方で、商材をマーチャンダイズするため、集客マニュアルと体験会で

用いる教材、テキストを「小冊子とポスター」で制作中です。私の夢は、

ボウリングが「地域スポーツのトップ・ブランド」として愛され、本来の

性能を発揮することです。


 1. ボウリングの魅力は健在

 伊丹から帰京する途中、昼間の「学生に人気」がある企画を確かめる

ため、大阪のあるセンターに立寄った。なるほど、レーンの7−8割が

埋まり、男子学生が盛んにゲームを楽しんでいた。


 旧知のプロが場内におり、成功の理由を尋ね、思わぬ収穫があった。

 ボウリングの魅力は健在であり、かれらを誘致する私の考えは正しく、

むしろ「そこからリピート」させる政策が業界に浸透していないことが

、現在の窮地を招いていると確信した。

 ただし、リピートは料金政策だけでは、通用しない。

 ボウリング事業は長い間 人気におぼれ、すべては「同業との対比」

で政策を施し、景気動向と天候が売り上げを左右すると思ってきた。その

証拠に、苦境の真因が*人口構造の変化であると喝破する業界人に出会う

ことすらめったにない。 *10−20歳の人口減(2005年―10年)。


 羽田に帰着、すぐ、愛知からの携帯電話が鳴った。

 星が丘で2月24日、開催されたJARBA愛知の研修会報告である。

県クラブ育成アドバイザー梁瀬 歩氏(大学教授)を招き、30名超が

出席、愛知県内のみならず岐阜、滋賀などの要人も多かったと聞く。


 すぐに、やなせ教授と話し合い、こんごの進め方を相談したが、愛知

は従来からの「ジュニア・スポーツ・クラブ」が総合型クラブの母体と

なっている。兵庫と愛知は他県とはまったく普及プロセスが違っており

、一筋縄ではうまくないとあらためて思ったしだいである。


 また、一見して日場協ジュニア・キャンペーンに近いと思うだろうが、

性格的には「スポーツ少年団」で、本種目に馴染むかは予断できないと

私は感じている。愛知は3年前から研究しているが、やはり私の手法の

方が効果的ではないだろうか? 試してみたいものである


 2.  ことし、情報とノウハウを広く、開示する


 混迷する国会運営が心配だが、新しい「スポーツ振興法」が議員立法

される。法律が決まれば、地方自治体の動きが活発になり、私の考え方

が行政に理解され、クラブに共感され、ボウリングの出番が活発になる。


 一方、個人的な人脈に頼ることもなく、正論で進めることができる。

 JARBAや場協会の力が発揮でき、ボウリング種目の特性や性能を

記したパンフレットやスクール教材など、「ツール」が求められてくる。


 私は10年かけて整備・作成・17の道府県で試行してきたが、地域

スポーツのブランドたる「ボウリングの普及に役立つ」と信じている。

また広告企画会社の「セールス・コピー」を使う動きが始まるだろうが

、ここは排除すべきである(基本コンセプトが違い、商業主義が匂う)。


 3. 一個のレモンを絞って、レモネードで売りたい

 商材のボウリングには「スポーツ」という、優れた付加価値がある。

PR会社のセールス・レターが馴染まないという根本的な理由である。

 もとより、スポーツには、優れた社会性と公共性(下表)がある。

 これから整備すべき業界コンセンサス、プロモーション・ツール

制作、従業員の技術移転はすべて「新しい公共」におけるスポーツ

・コンセプトとなり、幾度も試行したプレゼン「作法」が重要です。


 私自身は、これを(社)日本プロボウリング協会専門教育、教科

書(スポーツ社会学)で常に強調してきた。行政の法的準備がすみ、

全国で新しいスポーツ普及の動きがスタートするに当り、いよいよ

業界の出番と確信している。


 とにかく、「遊び」では*ジュニアやキッズの動員はできない。

 シニアとて同じである。本コラムのバック・ナンバーから、重要

な図表を再び 掲載する。JARBA会員に限らず、将来を懸念

する関係者の活発な意見が交わされるときが来ており、私は10数

年かけて作り上げた「ノウハウを積極的に開示」する。


 結論。

 ボウリングを「原材料」として提供することから、卒業したい。

 レモンを絞り、砂糖を加味してレモネード、レモン・スカッシュ

として「美しい器」で供すれば、何倍もの対価とリピーターを獲得

でき、そのうえ人々の美味の欲求と健康志向にも対応できる。


 一方、つぶして成分を分析、高度のビタミンC供給「薬」として

、広大な販路が実現、世の役にたつものに再加工することができる。

果たしてボウリングは何の役に立つのか、公益法人を目指している

中央の「業界力」で開かれる、*将来を期待したい。


 *期待の一覧。

  ボウリングの公益とは、何かを明示。

  ボウリングが地域貢献する(CSR)としたら、どうするのか。

  ツールはあるか。人は育っているか。コンセンサスはどうするか。

  将来は、CSR行動の中にあるのか、あるとすれば、事業戦略は?


 個人的興味は、中央業界団体は、どこから、何から始める気なのか

にありますが、利益一辺倒では「地域ビジネスは成り立たない」時代

にあることは周知のことです。また、業界中央の恩恵を受けていると

ボウリング場が認識するのは、テレビなど「マス・メデイアの利用が

実現」したときだけでしたが、こんごはどうなるのでしょうか?


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