宮田哲郎の
普及活動のページ


(社)日本プロボウリング協会 (社)日本体育学会・体育経営管理部

第82章

平成24(2012)年5月1日号


花飾りの少女 原田武真画
目次
第82章
第81章

第80章
第79章
第78章
第77章
第76章
第75章
第74章
第73章
第72章
第71章
第70章
第69章
第68章
第67章
第66章
第65章
第64章
第63章
第62章
第61章

第60章
第59章
第58章
第57章
第56章
第55章
第54章
第53章
第52章
第51章
第50章
第49章
第48章
第47章
第46章
第45章
第44章
第43章
第42章
第41章

第40章
第39章
第38章
第37章
第36章
第35章
第34章
第33章
第32章
第31章
第30章
第29章
第28章
第27章
第26章
第25章
第24章
第23章
第22章
第21章


第20章
第19章
第18章
第17章
第16章
第15章
第14章
第13章
第12章
第11章
第10章
第9章
第8章
第7章
第6章
第5章
第4章
第3章
第2章
新時代2
第1章
新時代1
はじめに

やはり、プロ野球「日本野球機構」NPBは、「一般社団法人」を選択した

ようですね。*もともと興行をおこなう組織ですから、正しい方向でしょう。

                    *3月9日 読売新聞「オーナー会議」より。


すると、現在のオーナー会議が社員総会として位置づけられます。

新しい定款に「プロ野球は、文化的公共財」とありますが、本当ですね。

新生NPBがどのような戦略を行うか、私も野球フアン、期待しています。


じつは、プロ・ボウリング協会も一般社団法人を選択する道があります。

現在、公益法人の申請を準備していますが、認可されないことがあれば

、NPBを見習うとよいでしょう。


というのは、プロ・ボウラー個人としては、公益社団法人たるボウリング場

に勤めており、そこで公共の利益を考えた日常業務を行っていれば、それ

ほど支障はないと思うのです。ただの私見で、水をさすようですが、例えば

の話しです。


1.シンポで思う

先日、(社)スポーツ健康産業団体連合会「スポーツと健康産業で日本を

元気に」というシンポジュームに、日場協の岡本常光顧問と参りました。

そこでは、電通で国体などのイベント・プロデューサーを勤めた専門家、

*大田正治氏のひとことがひじょうに参考になりました。

   *(社)日本イベント産業振興協会 専務理事。


それは、現代の企業イベントは「社会モラールの尊守」が最も重要とする

ことでした。具体的には、企業の社会的責任(CSR)と国際標準規格(ISO)

をイベント・マネージメントの基礎におく方向・考え方です。


ボウリングの場合、イベントというと大会や教室などを連想するでしょうが、

私は行政と組んで地域スポーツ・クラブを助けて行う、市民スポーツ振興

のすべてを対象にして考えて来ました。ボウリングが公益事業を判り易く

進めるなら、これがすべての標準にならないと誤解を招きます。


2.地域スポーツ行事の巨大インパクト

ボウリングの公益活動とは、なにか。果たして何ができるか?

一般に、センター企画の大会やリーグなどでも、企業理念をベースにして、

利益誘導だけでやっていると思われている感じがいつもあります。


わたしの誤解ならよいのですが、世の中の人はそう思っているはずです。

いま、公益と日常業務のあり方を、他のスポーツから真摯に学ぶ時期に

きています。そして、公益と企業理念の関係を見直すときです。


さて、太田氏は「2011東京マラソン」に関する情報として、幾つか驚異

的なデータを示しましたが、ヒントが一杯あって、眠気が飛びますね。




また、2012年夏季オリンピック(ロンドン)でも、「ISO 20121」が導入

されます。オリンピック行事に最大級の公益性を盛り込み、健全社会の

持続と隠された可能性を追求するのです。


2.ボウリングでも可能な、数千人単位の地域動員イベント

経験談です。

地域スポーツ・クラブを助け、協働することは、地域コミュニテイの崩壊を

防ぎます・・・。運動不足やストレス解消に・・・利きます。このように昔から

言ってきましたが、当初、さっぱり効果がありませんでした。


上手く行かない理由を、最初から気づいていました。

業界がはじまって以来、ボウリング場がなんでも「一人でことを進める」

自前主義ばかり、共感・協力する住民を欠いていたからです。なにしろ、

仕事はブームで始まり、長い人気で、半世紀も自立してきたのです。


ボウリング企業が自立を目指すのは、当然です。

それ自体、非難されることではありませんでしょう。

でも、この時代になると、遅れてる・・・、終わった・・・と思われるのです。


というわけで、公益法人化が企業の行過ぎた自前主義を反省する契機

となればよいと思います。いつのまにか「陸のイグアナと海のイグアナ」

ばかりになった、業界のガラパゴス化に気づくはずです。


などと言えば、叱られるでしょうが、私も島民であり、陸のイグアナです。

しかし、クラブや行政と協働すれば、ほかの島が見えてきますし、共感

する住民が増え、最後には経営環境がかならず良化してきます。


3.はやく進めたい、業界コンセンサスづくり

心配は、「業界の統合組織」が、なぜか休眠してしまったことです。

BPAJもJBCもそれぞれ性格が違うので、とりあえず今年は自分の組織に

特化、組織の自前主義に走るかも知れませんが、それはいけません。


事業をとりまく社会変化、ボウリングに期待する人々は気が短いのです。

そこで、地域の「ボウリング・コーデイネーター」を育成することが必要ですし

、教育や情報ノウ・ハウを学び、連絡・研究しあう場や機関も要るでしょう。


いまは、プロ協会も含めたコンセンサスを急いで統合、「緩やかに連携する」

組織を急いで動かすときです。人は急に育ちませんし、ノウ・ハウもマスター

できません。


とにかく、地域の人々は、早い動きを願っています。もっとも期待している

のは体育・スポーツ行政ですが、核は地域ボウリング場ですから、やはり

地域の場協会が中心となるよう期待しています。


業界独自の「スポーツ・コミッションを訴求する」こと・・・、人材を育成する

こと、地域オピニオン・リーダー(住民)を創出すること・・・、現場の仕事は

一杯ありますね。


ついては、同じ考え、目的をもつ者、同士で語り合いましょう。

雑談、ビール、お茶飲み、同席するだけ、何でもよいでは、ありませんか?

不毛と思える議論にも何かあり、行動するきっかけがあり、たがいに助け

合えると思うのです。


ついでに、私も誘ってください。

10年かけて、1道・1府・15の県におけるクラブ会議で見聞きしたこと・・・、

ボウリングがどう思われているか、ボウリングが享受したこと(企業秘密は

漏らせないのですが)など、いろいろ知っています。


                                  − 以下、次号。

PS:プレゼンテーション・マニュアルを執筆中です。序文(推敲中)をご参考に。


  はじめに

日本ボウリング場協会と全日本ボウリング協会が公益法人となり、新しい

局面が始まります。ゴールのひとつは収益複線化と会員増ですが、種目や

組織の特性、社会的機能を生かした、それぞれの成長戦略となるでしょう。


ここは議論が多く、完全なコンセンサス形成は、時間がかかるでしょう。

しかし、地域に立脚する組織ですから、国の「スポーツ振興政策」に参画、

地域の公益をはかるなかに、より高い能率と成功があると確信いたします。


また、公けの場では、いわゆる企業理念や利己主義は通用しません。

解は、文科省 「スポーツ基本計画」にあり、現場は全国3、000の地域

スポーツ・クラブとwin−winの関係*@で協働、スタートします。


地域クラブは、非営利のボランテイア組織(NPOかNPO志向)です。

じつは、クラブの研修会でボウリングが「クラブの自立」に役立つという

情報*Aが伝わり、ボウリング場側のアプローチが期待されています。

   *@A 公益財団法人 日本体育協会「総合型地域スポーツクラブ協議会」(資料)。



ボウリング人気は高く、公益市場や健康ボウリングの学術研究も進んで

おります。長く試行を重ねた手法とツール(PR材など)を活用、開発

に挑戦されて、地域の多様な需要で繁栄に至ることを願って止みません。



     2012年4月 宮田哲郎 

(社)日本プロボウリング協会・日本体育学会経営管理部会


 普及活動のページ「目次」へ 全国ボウリング公認競技場協議会「トップページ」へ