宮田哲郎の
普及活動のページ


(社)日本プロボウリング協会 (社)日本体育学会・体育経営管理部

第86章

平成24(2012)年9月1日号

目次
第86章
第85章
第84章

第83章
第82章

第81章

第80章
第79章
第78章
第77章
第76章
第75章
第74章
第73章
第72章
第71章
第70章
第69章
第68章
第67章
第66章
第65章
第64章
第63章
第62章
第61章

第60章
第59章
第58章
第57章
第56章
第55章
第54章
第53章
第52章
第51章
第50章
第49章
第48章
第47章
第46章
第45章
第44章
第43章
第42章
第41章

第40章
第39章
第38章
第37章
第36章
第35章
第34章
第33章
第32章
第31章
第30章
第29章
第28章
第27章
第26章
第25章
第24章
第23章
第22章
第21章


第20章
第19章
第18章
第17章
第16章
第15章
第14章
第13章
第12章
第11章
第10章
第9章
第8章
第7章
第6章
第5章
第4章
第3章
第2章
新時代2
第1章
新時代1
はじめに

7−8月は、いわゆる公務が多く、とても忙しい月でした。

突然、日本体育協会・総合型地域スポーツクラブ全国協議会の専門部会から

プロジェクト会議でのゲスト・スピーカーを依頼され、クラブと異業種・異業態の

組織が提携する(ボウリングとゴルフのCSR行動の)事例について、私見を述

べたからです。結果がどうなるかは、現時点では何もいえませんが、少なくとも

私見が国の政策にいささかでも役立ったら、望外の幸せです。


去る2008年、P.コトラーは「企業によるCSRマーケテイング論」を発表、既に

世界的に広まっていることですが、21世紀最強のマーケテイングとなるだろう

といわれはじめています。業界中央組織が公益法人化して、ボウリング場現場

が「CSRをどのように世の中に打ち出す」つもりなのか、重大事です。

一方、著名なドリラー日坂義人さんと専門誌ボウリング・マガジンへの寄付講座

を計画、「アジャステイングの入門講座」を横浜市のボウリング・センターで開催、

しました。足を負傷、整形外科に通っている最中で、準備はしっかりしましたが、

私としては参加者に「すまなかった!」と誤りたい内容でした。とにかく、テーマが

難解、内容が欲張りなので*3時間は欲しかったと思いました。

*ボウリング・マガジン9月号告知・結果レポートは10月号予定。


1)市場はあっても、セールスマンが居ない・・・

早いもので、このコラムも86回目、7年を超しました。

一貫して「おおやけのボウリング需要」が眠っているから、取りに行く行こう!

といい続けてきました。人徳のなさでしょうか、同志は徐々に増えても、JARBA

や日場協が「機関決定する」までにはなっていません。


一方、今年は日場協とJBCが公益法人化、プロ協会も準備中です。それでも、

眠っている「おおやけのボウリング需要」をモノにしようとなかなか言い出さない

のは、不思議です。いままでの業界は、なにごとも自前主義、人気があることを

よいことにして、異業種・異業態企業などとコラボして集客力を高める工夫を忘

れていた感があります・・・。


なぜ、盛り上がらないのか? やはり、メリットが想像できないからです。

その前に「公益とボウリング事業が、矛盾している」と思い込んでいるのです。

「地域クラブを支援すること」が公益につながり、業界組織の法人化が「収益の

複線化」につながるといっても、首をかしげるばかり・・・です。


また、CSRについても、「けげんな顔」をする人が多いのです。

税を払って、従業員を雇用しているから、CSRは不要と思っているのです。

もう終わっている、古臭い考え方です。CSRが素晴らしいマーケテイング機能

を持っていることが想像できないのです。残念なことです。


ドラッカーは、「21世紀はNPOが台頭する!」と喝破しましたが、とにかく、岐阜で

しんけんに話をしましょう。明日のためです。


2)コラボは広まっている!

JARBAを見ているとJBC東京都ボウリング連盟は、*区行政の補助で「子ども

ボウリング教室」を盛大に開催しました。自治体がこのような行事に資金協力する

には、「大義がある」訳ですが、個のセンターでは実現できない快挙でありましょう。

*JARBAホームページ8月号より


また、全国7県に誕生している高体連のボウリング組織ですが、なかなか仲間が

増やせない状況にあります。私見ですが、やはり東京都連のような事例が少なく、

学校側が躊躇する原因となっていると思われます。やはり、センター単位の或いは

業界単位の自前主義から脱皮して、結束できる組織(行政も組織である)を真剣に

さがす時期に来ています。


結局、以上の動きを加速するのは、やはり国のスポーツ振興策に真剣に協力する

業界の姿勢であることは論を待ちません。とにかく早く行動すべきです。

また、競合は同業ばかりではありません。しかし、競合は「同志」でもあります。この

際、協働する方向を探って相互の強みや弱みを補完しあい、社会問題解決の戦力

を倍増させることが大切です。将来の道は、コラボで開ける可能性が見えます。


思えば、業界は思いがけぬ幸運、つまり「ブーム」で大きく育ち、その恩恵で長く

客は向こうから、自発的にやってきました。ところが、1990年代中ごろから激減、

2000年前後からはじまった10-20歳代の若者の自然減(およそ200万人)で

大幅な業績ダウンに歯止めがありません。不吉なことですが、若者が誰も投げ

ないときがくるかも知れません。ありうることです。


この先は、少しばかりのテレビ宣伝やタレントがボウリングをやってみせるような

ことでは、大したちからになりません。抜本的なパブリシテイが必要です。それは

原点に立ち返り、ボウリングの機能を生かす方法をCSRで考えることです。


3)誤解が多い、企業の社会貢献

CSRは、2003年ごろから始まったばかりです。

ボウリングでCSRといっても、専門家でも説明はむずかしいでしょう。

しかし、少なくともボウリング場は地域の理解と共感で成り立っており、

地域を構成する最小単位は家族です。したがって・・・、家族(子ども)

を動員するならCSRは不可欠であり、公の組織と協働することが大事

なのです。これは絶対に正しい考え方です。


私は「仮説」を、10年以上、試してきました。

そして、仮説の正しさを確認、あらゆる需要に対応する種々のツールを

完成させました。子どものスポーツ行動を調べた国の調査、シンクタンク

のアンケート、体験ボウリング会に参加した保護者や先生方の感想など

、完璧です。いまから再度、調べる必要は、まったくないのです。


岐阜国体の折、9月29日15:00−17:00 みずほ市総合センターで、

本件について、つぎのようにお話します(JARBA会合)。




*公益による「収益の複線化」

1.複線化はコラボレーションから 

2.矛盾しない、ボウリング事業と公益

3.総合型クラブの育成状況(文部科学省)

4.完璧に適合している国のスポーツ振興策

5.ボウリング種目にある「公共性と社会性」

6.戦略会議「地域開発のマーケテイング」別冊

7.地域クラブと行政がボウリング場に期待すること。

                        - 次号へ。

 普及活動のページ「目次」へ 全国ボウリング公認競技場協議会「トップページ」へ