宮田哲郎の
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(社)日本プロボウリング協会 (社)日本体育学会・体育経営管理部

第94章

平成25(2013)年5月1日号

ドイツ ローセンブルグの姉妹
ドイツ ローセンブルグの姉妹
目次
第94章
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第2章
新時代2
第1章
新時代1
はじめに

 新年度になり、すべて業界組織の動きは「公益」に向かって行くときです。

 はたして、どのような政策をとるのか楽しみですが、日本ボウリング場協会に

ついては、公益社団法人の年度計画が6月総会(宮崎市)で公表されるところ

です。


 わたしは3月からはじめた研究会で、「社会に向かって発信」するに足る業界の

活動の価値とは何?を中心にすすめています。例えば、公益ボウリングの価値

はどこにあるか、公益で事業は栄えるか、ボウリング(商材)は今のままで良いか

、現場は地域に向かって発信できのか、センターは、プロ・ボウラーは何をするか

、どのようなプログラムがあるか、地域社会(異業種・異業態)の同志と、どのよう

に協働するか、コラボの成功戦略など、多種多様な課題が山積しています。


1)成功の鍵は、ふたつある

 私見ですが、公益ボウリングには価値がある、事業は公益で栄える、ボウリング

(商材)は公的需要に見合った改良が必要であると結論しました。いまできる仕事は

 眠っている公益需要に対応できる商材の改良、つまりマーチャンタイズのふたつが

 成功の鍵を握っていると思います。


 研究会は神奈川県横浜市なので、総合型地域スポーツ・クラブ連絡協議会神奈川

 の協力で、当該センターとクラブの紹介を依頼、「橋わたし」をする予定です。

 その前に「CSRに基づくプレゼンテーション」を制作、いろいろ事例を添付、

 イベント実現に向かって歩き始めました。全公協神奈川(前田会長)の後ろ盾が

 あってのことです。県外・遠方からの方々の期待にそえるよう、がんばります。


 成功の鍵ですが、公的に価値あるコンセプト、説得力あふれるプレゼン、

 魅力的事例を添付することが欠かせません。また、ボウリング需要に関する

 「ビッグ・データ」、数千人の調査・研究を使用しますが、近年の体育学会に

 おける情報活動と行政における人脈などが役立っています。


 前号で「スポーツ庁」創設のニュースがありましたが、公益法人化を果たした

 業界中央組織が一丸となって、新しい公共のために手をあげるチャンスが

 目前に迫ってきました。ここで期待されるのは、やはり場協会BPAJですが

 、地域に立脚している「個々のボウリング場が果たすべき役割」をどのように

 考えるのか、アクション・プランの開示に期待しています。


 一方、公益需要に関する根拠法である「スポーツ基本法」は、国際競技力向上

 と地域スポーツ振興ですが、自治体における官民共同作業は、スポーツによる

 公共の利益を促進する公益法人(BPAJ・JBC・こんごはJPBAも)の

 連合体が有用となります。ここは、新しい公共の理念を示す基本法と基本計画

 (文科省)の理念が中心になります。



2)はやく様子見を止めよう

 業界全体としては、あいかわらず右顧左眄、このコンセプトのもつ社会的な

 有用性と事業経営に対する効果が理解できない(しない・興味がない)よう

 に思います。みなが中央業界(組織)の発動を待っているからなのでしょう。


 これを業界体質というひともいますが、テレビで遊び需要を喚起する仕事とは

 違って、センター所在地のおおやけのニーズを刺激、まずは地域クラブを誘致、

 子どもやシニア、家族を誘い・誘われる社会的なシステムをつくるのです。

 国に法律があり、自治体が地域クラブを応援・支援して、地域企業の協力を

 求めている(基本法)のですが、なぜ業界はうごかないのでしょうか?


 ある人が「何人、集めて」「何人、リピーターに」「どのくらい利益を上げたか」

 を教えればやるでしょうとアドバイスしてくれました。しかし、私の立場では、

 口が裂けててもいうつもりはありません。ちらしを作り、高額な配達料を払って

 「女性やシニアのLTB」をやるのも結構ですが、これは自前主義を卒業する、

 しかも公共の利益を促進する事業なのです。


 わたしは1センターで年間2万人に近いLTBリーグ(横浜市磯子区・取締役

 支配人 岡本常光氏・その後は日場協専務理事を歴任)をつくった張本人です

 が、1社で負担できない経費を場協会横浜支部センターで捻出、当時でも日本

 記録でした。仮に、これが自治体や住民組織と共同イベントだったら、もっと

 もっと動員できたでしょう。


 いま、大きな船がこちらへ向かっています。

 ときは熟しており、「顧客はいても、ボウリングのセールスがいない」状況です。

 ただし、船とはわたしの考えに共感するクラブのことですが、商業主義に凝り固

 まった、公益に無関心なボウリング企業は、もとより参加資格はないでしょう。


 「大欲は無欲に似たり」とか、アベノミクスで近く業況が上向くかもしれません。

 いま、遊びニーズがあるうちに、巨大市場に向かって歩み始めるときです。不吉

 なはなし、ある日、場内の若者が姿を消し、子どもがいなくなる日がありえない

 とはいえないのです。


 本来、遊び需要には定見がなく、(景)気に左右され、新しい遊びに走ります。

 これは限界産業の道を回避する、ひとつの有力な戦略です。  以下ー次号。



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