宮田哲郎の
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(公社)日本プロボウリング協会 (一社)日本体育学会・体育経営管理部

第96章

平成25(2013)年7月1日号

読書する少女 ルノワール画
読書する少女 ルノワール画
目次
第96章
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第2章
新時代2
第1章
新時代1
はじめに

 予想は「よい方向へ」はずれました。今月から、プロ協会が公益法人になり

ます。しかし、プロ協会の一般的な印象からいって、プロが公益で何をする気

だろうと思割れているのは確かでしょうね。


 このコラムを見ておられる方々は、私の考え方に慣れており、何も疑問は

ないと思いますが、プロ・ボウラーですから、総じてボウリングのことは一所

懸命勉強していますが、この種目が本来 有している「社会的な機能」まで

気にしているとはいえません。公益とボウリングについて、あらためて勉強

する必要があります。


 ともあれ、協会はすぐに公益とプロの役割、仕事内容、事例など、適切な

情報をあたえることです。インストラクター部会の仕事より、はるかに大きな

意義があり、将来のスポンサー獲得に直結する重大事です。


 従来、スポンサー獲得、支部の効率化(協会機能の強化)がメインだった

政策のほかに公益の「戦略プログラム」が入ってきます。現在、トーナメント

で生活しているプロはひじょうに少なく、あとは地元センターの仕事に汗を

流しています。この人たちが業界を支えているとさえ言ってよいでしょう。


 公益とは何か、プロ協会は何をするのか、何ができるか、他の公益組織と

の連携など議論すべきことが多くあります。しかし、結局は、地元に生きる

「リージョナル・プロの役割」に集約されるはずです。本人はそこまで意識して

いないはずなので、適切なガイダンスと具体的戦略まで協会が提供する

義務があると思います。


1)社会的責任のマーケテイング

 表題は2004年、ベスト・セラーとなったフィリップ・コトラーの

著作「CSRマーケテイング」の訳です。わが国では大企業のやること

と思われているCSRですが、ボウリング場のように地域に支持されて

生きる企業の場合、地域貢献すなわちCSRとなり、その活動は何かと

なります。


 私は公益とCSRがドッキングする戦略を完全に整備、10年以上、

総合型地域スポーツ・クラブをパートナーとして試行して来ました。

一部の業界で「クラブ支援がゴール」と誤解しており、それは全公協

やJBCなどの組織の仕事で、センターや日場協は無関係と思われて

いるようですが、まったくの誤解です。


 いうまでもなく、地域に生きる個々のセンターの仕事であり、中央

組織がなんと言おうとやるべきことです。そこで、組織に頼らず独力

でも展開できるよう、苦労して準備を整えました。


 即効性を言って批判する向きもありますが、大きな計画で早い効目

を期待するほうが間違っています。勝手に批判するのは自由ですが。


 話しをプロに戻します。

 プロ協会の公益法人化は投げないプロの仕事を広げ、地域スポーツ

振興の推進役になれます。プログラムはできていますが、私的研究会

に出席しているセンターには「コピーするように」公開しています。


 細工は隆々、センターの理解と協力があれば、千人単位に膨れる

仕事に育ちます。一生懸命なプロの行事に参加した人のくちコミが

作用して、数年で大きな成果を得るでしょう。


 全国に誕生した総合型地域スポーツ・クラブの「協議会」への

アプローチは続けます。すでに多くの自治体(道府県)に私の考え

をクラブ研修会で伝えており、センターの行動でいろいろな障壁

が自然消滅するはずです。


 協議会は大概、一般社団法人なので、企業の考え方、手法など

問題なくご理解いただけます。私は地元センターをクラブにつなげる、

橋渡しをしていますが、やりがいがあります。


 じつは「スポーツ庁」が創設されるまでに、公益法人の業界組織が

協働するプログラムを用意する時期と思っています。休止中の協議会

組織を再スタートさせることですが、どうなっているのでしょうか?


 要は、BPAJとJBC・プロ協会の協働が鍵です。

 力を蓄えましょう。そして、地域社会の人脈に明るくなりましょう。

 スポーツ庁が発足した時点で公益法人化した業界組織がフル活動できる

よう準備、互いに協力してツールを整備しましょう。



2)仕事の場が広がる!

 私見ですが、厚労省のスポーツ・プログラムですが、「METS」

をベースにした「健康日本21」に参画することです。前号で、筑波

大学の田中喜代次教授のご協力を話しましたが、健康アイテムで

普及させるプロセスでスポーツ医・科学からの種目研究が有用です。


 行政へ用事があるとき、田中教授が執筆された「KAREI」を用意

することをおすすめします。フロントに置くより、ボウリング種目

採用を検討している行政の窓口や国のスポーツ・プロジェクトを

押しているクラブの役員方に差し上げるのです。部数は十分?


3)業界は外をみる時期

 公益事業のあり方を議論すると余りにも企業理念に拘束されている

 業界人が多いことに気づきます。公益の有用性と事業経営効果が理解

できない(しない・興味がない)方々が多いのです。


 これからは、業界外からボウリングを眺める態度でモノゴトを考える

人がリードするようになるかもしれません。中央組織の発動はいつか、

わかりませんが、悪い方へは行かないでしょう。楽しみです。


 公的需要を刺激するため、地域クラブ誘致、子どもや家族とシニアを

誘い・誘われる社会的なシステムを構築するなら、地元プロのパワーが

決め手です。地元におられるプロをすべてチェックしましょう。


 大きな船がこちらへ向かっています。

 市場はあっても、セールスはいません。

 競合は隣のセンターばかりではありませんが、異業種。異業態の

同志の企業もたくさんあり、提携もスポンサー・シップもあります。


 東京地区の研究会は、まだ目鼻がつきません。関係のコンセンサスが

ありません。去る6月、東京のクラブ連合会の会長さんにお会いして、

東京におけるセンターの現状など、話し合いました。早く研究会ができる

と良いのですが・・・。



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