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改題 公益とボウリング!
宮田 哲郎

(公社)日本プロボウリング協会
(一社)日本体育学会・体育経営管理部


平成25(2013)年11月1日号 第100章

少女像 織田廣喜画
少女像 織田廣喜画
目次
第100章
第99章
第98章
第97章
第96章
第95章

第94章
第93章
第92章

第91章
第90章
第89章
第88章
第87章

第86章
第85章
第84章

第83章
第82章

第81章

第80章
第79章
第78章
第77章
第76章
第75章
第74章
第73章
第72章
第71章
第70章
第69章
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第38章
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第21章


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第12章
第11章
第10章
第9章
第8章
第7章
第6章
第5章
第4章
第3章
第2章
新時代2
第1章
新時代1
はじめに

 100号以降は、スポーツによる地域振興と企業CSRによる社会貢献、

公益事業のスポーツ振興に拡大してゆきます。スポーツ関連組織や企業は

すべて、準備中の「スポーツ庁」が発足すれば、文部省がらみ、学校行政

主導でスポーツ推進という旧来の枠から外れて、大きな活動の場が開ける

と確信します。


 とくに注意すべきは、公益法人となったボウリング業界組織の活動枠が

広がり、業界自体が唯我独尊体質をあらため、異業種・異業態との競合や

協働(コラボレーション)の機会が増えることです。わたしが長くクラブ

を助勢してきた理由は、スポーツ振興の同志という立場にいるからですが

、「地域スポーツのブランド」までボウリングを育て上げたいと願っている

からです。



 昨今、センター支配人やプロ・ボウラーから聞く言葉は、ボウリング組織

は公益法人として、「何をやるのか」判らないという疑問です。プロの場合、

トーナメントに出場する者は全会員の2割ぐらいでしょうから、とくに組織

に払う7万円の年会費の代償は不十分と感じているのです。


 会費をいただく組織はお返しの義務がありますが、プロ・トーナメントに

出場しない地域のリージョナル・プロがメリットを感じないのは当然です。

早まるな、もう少し待って判断しようとアドバイスしていますが、本コラム

を読んでいる人なら、私が言っているわけはお分かりでしょうね。


 こんご組織が団結して国のスポーツ振興政策に協力する態勢なら、

真の主役はリージョナル・プロか、私のように研究・準備を営々と

やっている人たちです。そして、リージョナル・プロの活動の場は

※近く発表する、大掛かりな提携事業にあります。

 ※あと数ヶ月の交渉と準備で、発表できるでしょう。


 業界には、公益とか行政というと「ボウリング事業とは水と油」、

まるで無関係と言う方がおられますが、必ずお分かりいただけて、

応援・協働してくださると確信しているのです。なぜなら、私自身

の経験で申し上げているのです。


 今月は、最新「レジャー白書」のよい記事に戻ります。

 ほしいビッグ・データが掲載され、来春に予定しているコラボ戦略の

基礎資料です。



 ご承知のように1992−3年をピークに参加人口は続落しており、およそ

4分の1にあたる1、450万人です。2000年は3,180万人なので、

直近でも半分以下ですが、限界産業の道を辿ってはいないでしょうか?


 白書は「ネット調査」なので、やはり10−20−30歳の顧客が姿を消し

つつあることを証明して
います。詳しくいう必要がないほど、明らかです。


 一方でテレビ・新聞によるマス・メデイアPR手法の時代が終わり、商材も

コモデテイ化が進み、明らかに戦略の転換が求められています。そこで行政

と協働・公益促進の意味があり、組織の行き方があると思わざるを得ません。


 プロ協会も公益とボウリングについて、検討委員会を設置、時代の動きに

沿った戦略を打ち出す用意をしているようですが、楽しみです。テクノ集団

らしい前向きな思惑と価値観が示され、「1本の矢」ではありえない強靭な

組織あげての戦略が出てくるはずです。


 さて、ことしの白書は124ページ以降に、創刊以来のヒット、大いなる

価値を感じます。
直近5ヵ年で「止めた」余暇の内容を調べており、地域の

応援活動で知った体験を裏付けているからです。


 止めた種目の1位は
スキー11.2%、2位はボウリング10.9%、3位

はジョギング・マラソン9.5%、その後はプールの水泳です。ボウリングは

男性2位(13.7%)、女性で4位(8.2%)です。


 およそ3,300名もの調査は、大変な費用と人の手、ノウ・ハウが必要

ですが、今回は単なる定量分析ではなく、顧客の好むスポーツ商材の将来と

あるべき機能と嗜好まで示しています。


 スポーツを止めた理由は、止めない理由でもあり、新しく始める訳にも

つながります。さらに、新たに余暇活動を開始する理由、再開時には誰と

始めたかまで調べています。万金に値するものです。


 思えば、白書は、一挙に7,000円になりました。数千円時代と違って、

ビッグ・データに隠れている顧客の嗜好など、定性分析で敷術する方向へと

変わっています。著作権を害しますので、これ以上はご購読ください。



 白書は127ページと136ページに重要データを示しています。

 結論すれば、「人は誘い、誘われて、ボウリングしている」のです。

 わたしは大量動員を望んでいるので、やはり「スポーツ公益を実現」

しようと努力している自治体行政と地域スポーツ・クラブとの協働を

志向し続けます。


 誘うきっかけは、公的組織による「スポーツ体験会」です。ゴルフ

など人気種目組織とも、緩くアライアンスする手もあります。従来、

不足していた信用度の不足は、自然に解消(図・参照)できます。


 このことは白書の138−139ページにありますが、およそ95件

の自由回答を分析しています。誘い、誘われるシステムをCSR行動の

なかで考案、クラブと協働、「公益を促がす事業に育て上げる」のです。


 はっきりいって、そこまでやっているひまはないよとおっしゃる人が

意外に多く、残念ですが、ひとつでも多く成功事例をつくりたいですね。

 景気動向が好転しつつあります。時間差があっても、場内に活気が戻る

日があるでしょう。ボウリング自体の魅力は、健在ですから。





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