やっぱり、1番目指さないと−2

 私と村 シャガ−ル 画
私と村 シャガ−ル 画
第2回
第1回

●「なんとなく」の風潮に危惧 ファッションデザイナ− 川久保 玲 氏 1942年生

いろんなニ−ズに合った様々なビジネスの形態はあってもいい。強力なクリエ−ション(創造性)があるものも、即席のファストファッションも、その中間もあるでしょう。でも、ファッションのすべてが民主化される必要はありません。

そういう傾向がどんどん進むと、平等化というか、多様性がなくなり一色になってしまう恐れがある。いいものは人の手や時間、努力が必要なので、どうしても高くなってしまう。効率だけを求めていると、将来的にはいいものが作れなくなってしまいます。

私が新しい服を作るのは、何かを発信し続けることで、地球のどこかで少しでも何かを変えられるきっかけになるのではないか、と考えるからです。環境保護を直接訴えたり、活動に参加したりするやり方もあるのでしょうが、私はそういう方法はとりたくない。ちょっと遠回りかもしれませんが、作ったものを通して感覚的に揺さぶる。そのことで問題に気づいてほしいのです。

物をどんどん作ってちょっと古くなったらもうおしまい、という考え方も持っていません。年2回ずつ新作を出すわけですから、在庫は残ります。売れ残った商品も同じ価格で売り切るように努力しています。東京にリサイクルとデザインを融合した店を出しました。この5年間、在庫を売るためにベルリンなど世界各地に約40店の期間限定ストアも開きました。ビジネスとしてはちょっとつらい面もある。クリエ−タ−というものは真面目にやれば、たいていは貧乏になってしまうものです。(つづく)

前の「記事」へ戻る 「全公協たより78」へ 次の「記事」へ進む

 全国ボウリング公認競技場協議会「トップページ」へ 「全公協たより・目次」へ