●米国ボウリング事情

ロックンボウル外観・場内(提供:JBC)ロックンボウル外観・場内(提供:JBC)
ロックンボウル外観・場内(提供:JBC)

●ボウリング参加人口が倍増 ロックンボウル社長 船木 寛 氏 1953年生

 昨年11月、米国テキサス州ダラスにあるボウリングの殿堂、ボウリングキャンパスを訪問しました。
 ボウリングキャンパスには、米国ボウリング場協会やボウリング連盟を始めとする全米のボウリング団体・関連業者が集結して、同じ屋根の下で活動しています。
 米国は、20数年前には一時的に日本に逆転されるほどボウリング参加人口が減少していましたが、ここ20年余りの間にボウリング参加人口が倍増して、今やボウリング参加人口が7000万人を超えるまでに増えています。
 その成長の原動力になっているのが、ボウリング場協会や各競技団体、関連業者などの協力体制だと言えるほど、ボウリングというスポーツを振興させようという目標の元に、各団体・関連業者が見事なまでに結束して取り組んでいます。
 かつて、日本の高度成長時代には、各省庁が日本の産業界を手厚く保護していましたので、日本経済の仕組みは護送船団方式だと言われた時代もありましたが、今は米国の方が業界ごとの結束が強く、ロビー活動も積極的に行っていますので、すっかり護送船団方式のお株を奪われてしまった感があります。

 ボウリング人気のV字回復を果たした米国には約5000センターのボウリング場がありますが、トラディッショナルセンターと呼ばれる旧来型でリーグ中心のセンターは年間50〜60センターずつ閉鎖されています。
 それに代わって、10年ほど前までは、ゲームセンターなどを併設する複合施設 : ファミリー・エンターテインメント・センターが増えていましたが、最近はブティック・センターやハイブリッド・センターと呼ばれるさまざまなタイプのセンターが新設されるようになりました。
 ブティック・センターはレストランに併設されるタイプを中心に、シネコンや物販店と併設されるものなど、規模も内容も多様なタイプがありますが、飲食比率が高いのが特徴です。

 ハイブリッド・センターは、ファミリー・エンターテインメント・センターとブティック・センターを融合させたようなもので、ゲームセンターなどを併設しているものも多く、リーグなどに使う通常のレーンとは分けて貸し切りで使えるVIPレーン=VIP席が設けられているのが特徴です。
 昨年12月には、フロリダのディズニーワールド内に初のボウリング場がオープンしましたが、レストラン並み以上の立派な厨房からフルサービスで食事を提供するだけでなく、レーン横の寿司カウンターから寿司やカリフォルニアロールまで提供して大人気になっています。
 日本の東京ディズニーランドに、アメリカンスタイルのボウリング場が登場する日も近いかもしれません。

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