四家秀治の「ナイス!ピンアクション」−32

 IBC2013 男女のチャンピオン(提供:JBC)
IBC2013 男女のチャンピオン(提供:JBC)
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●ボウリングをメジャーな競技にするために!

 2014年が始まりました。
 皆様、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 昨年、一昨年はこの時期、
インターナショナルボウリングチャンピオンシップス(IBC)について
触れていたように思いますが、今年は大会そのものが休止です。
 2012年から始まったIBCは昨年の第2回大会で世界5大トーナメントの一つに数えられ、
第3回以降、さらなる発展が期待されていました。
 それが休止されてしまった背景にあるもの…というか、主因は、
熱心なボウリングファンの方ならもうご存じのように、
メインスポンサーであるDHCの撤退です。
 DHCは2005年からボウリング界に深く関わり、多くのトーナメントの開催に
尽力してきました。そして2010年に設立された日本女子ボウリング機構(LBO)に
ついては、ほぼ100%サポートしてきましたが、
それも昨年の12月31日付けで
「LBO解散」
という形でストップ。ボウリング界そのものからも撤退しそうな構えです。

 IBCは過去2回ともNHK―BSで3時間にわたって放送されましたし、
今後もNHK―BSはその放送枠を維持する方向性があると聞きます。
これがボウリング界にとってどれほど大きいか
業界全体で考えなければいけないでしょう。
 全世界のトップボウラーが真剣勝負をする世界5大トーナメントの一つが
日本で開催されること自体、すごいことですし、
その模様が3時間も放送されるのは、他競技団体と比較しても特筆すべきことです。
 この大会を「休止」→「2回で終了」にしてしまうのは
絶対に避けなければいけないと思います。

IBC2013・男子優勝トミー・ジョーンズ(提供:JBC)
IBC2013・男子優勝トミー・ジョーンズ(提供:JBC)

 最近、私は、若い、それも小学生や中学生を取材する機会が多くなってきました。
 目をキラキラさせてボウリングに取り組んでいる彼らの目標を一人でも多く
「世界」
に向けさせたい、と願わずにはいられません。
 そのためには「世界」を肌で感じさせるのが一番だと思います。
 PBAとKPBAのトップが来日するジャパンカップは業界の努力で続けられていて
それはそれで素晴らしいですが、IBCはもっと規模が大きい――なんといっても
世界5大トーナメントの一つなのですから。
 少年少女たちが「世界には、こんな投げ方でこんなすごいボールを投げる人がいるんだ」
と感じてくれれば、それに勝る刺激はありません。
 現在、第一線で活躍しているプロ、アマの選手達にももちろん期待していますが、
彼ら“ジュニア以前の若い世代”(あえてキッズとは申しません)が、
将来、世界のトップを目指す、いいえ、目指したくなる環境作りは
ボウリングが競技スポーツである以上、必要です。
 業界が一丸となってIBC存続に向けたスポンサー獲得に奔走してほしいと
願わずにはいられません。時間的猶予などないのです。
 ところが…、業界全体の動きから、私は、危機感があるようにはあまり思えません。

IBC2013・女子優勝シェイナ・ング(提供:JBC)
IBC2013・女子優勝シェイナ・ング(提供:JBC)

 おそらく業界関係者のこの時期の主な話題は
「今年の正月3が日のボウリング場の売り上げ」でしょう。
 それは、レジャースポーツの王様であるボウリングにとって
もちろん重要なことではあります。コアではないけれどボウリングを好きな人が
どれだけいるのか?という尺度にもなります。
 しかし、ボウリングを競技スポーツとして発展させようとするなら…

 松の内が明けた頃からでいいです。
 来年のIBC開催のためのスポンサー獲得に本腰を入れてがんばってほしいものです。

 ボウリングをメジャーな競技にするために!

四家 秀治 (よつや・ひではる)


四家 秀治 (よつや・ひではる)

元テレビ東京アナウンサ− 2011年7月からはフリ−。テレビ東京在職中は、ボウリングの実況を多数経験。東京運動記者クラブボウリング分科会代表幹事と、武部勤衆議院議員が会長であるボウリング評議会の理事を2011年3月まで務めた

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