米国ボウリング最新事情-4・インターナショナル ボウル エクスポ 2014視察報告−3

秋田県公認競技場協議会  会長  船 木  寛

 6月22日から26日までの5日間にわたり米国フロリダ州オーランドで開催された、インターナショナル ボウル エクスポ を視察してきました。

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 トレードショーを見学したあと、ディズニーワールドの中にあるスプリッツヴィルというボウリング場に行ってきました。
 ここは、平日午後5時でも予約なしでは入れないほど待ちが出ていて、30レーンのボウリング場ですが、去年一年間の売上が18億円という驚異的な売上で、そのうちボウリングが7億円、飲食が11億円だったということです。
 5人で1レーンを2時間借りて、ビールを飲んで、寿司を食べながらボウリングをしてきましたが、ボウリング代が靴代込みで、一人6000円に飲食代が5000円で、結局1ゲームやっただけで、ひとり1万1千円という随分高い料金でした。
 ただ、料理のメニューが豊富で、しかも一流でした。レストランコーナーやバーカウンターもありましたが、寿司カウンターがレーンとレーンの間にあって(写真右の真ん中がSUSI BAR)、そこで作られるお寿司は絶品でした。
 ドラゴンロール(1300円)は、アボカドをまいた裏巻きの中にエビフライが入っていてたいへん美味しいものでしたし、スパイシーツナが1200円、カリフォルニアロール1100円で、どれも日本でも食べたくなるような美味しいものでした。



 トレードショーでいくつか変わったものを見つけましたので、ご紹介します。これはUSBC米国ボウリング連盟、つまり日本のJBCにあたる競技団体のものですが、総額5000万円の奨学金基金を作り、毎年500万円を子供たちのジュニアリーグの賞金にして出しています。一人当たりの賞金金額は1000ドルから6000ドル、日本円にして10万円から60万円ですが、直接子供に渡すのではなく、奨学金として学校に渡すということでした。



 これはBPAAが去年から始めたボウリング2.0というLTBプログラムです。4週間のLTBで、参加するセンターは、BPAAに49ドルを払えば、横断幕、ポスター、ガイドブック、教本、チラシ、スケジュール表、インストラクター用CDがもらえるというもので、去年は10月に実施され、2000人がLTBに参加し、そのうちの半分の1000人がリーグボウラーになった、ということです。
 今年も昨年同様、10月に実施されますが、今年は参加したセンターの中から成績の良かった上位15センターには総額100万円の賞金が出されるということです。
 このボウリング2.0については、10月に日本に講師をお招きしてご紹介いただくことになりました。



 オーランドからニューヨークに行き、いくつかニューヨークの最新のボウリング場を見てきました。これは、タイムズスクエアにあるボウルモアレーンズというセンターですが、中国風のレーンもあり、ボウラーズベンチの後ろにパーティー用の飲み物や料理を置いて、そこからボウラーズベンチに持って行って食べていました。
 この中国風のレーン以外にも、6レーンから8レーンのテーマ・デザインが異なる区画がいくつかあって、平日の3時頃でしたが、あちこちで貸切のボウリングパーティーをしていました。
 このセンターはレーン数が全部で50レーン、時間貸一時間7200円〜8000円、ほかに貸靴代650円ということで、ここも夜に来てボウリングと飲み食いもしたら一人一万円はかかりそうなところでした。

 アメリカは現在全米でボウリング場が約5000センターありますが、レーン数は平均22レーンで、レーン当たり稼働率は平均19ゲームです。
 ここ20年余りでリーグボウラーが8割減ってしまい、いまや2割しか残っていません。
 トラディッショナルセンターと呼ばれる、日本のようなスタイルのボウリング特化型センターは、日本同様に苦戦していて、閉鎖するセンターが多いようですが、その一方で、都会の繁華街を中心に、ハイブリッドあるいはブティックスタイルと呼ばれる新しいタイプのボウリング場がどんどん増えて、売り上げを伸ばしているとのことです。

 日本での市場調査でも、ボウリング場での飲食に対する需要が大きいことから、そのうち日本にも飲食型の新しいタイプのボウリング場が登場する日がやってくるかもしれません。

 以上、今年のインターナショナル ボウル エクスポのご報告でした。

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