四家秀治の「ナイス!ピンアクション」−42

 
(提供:JBC)
 第42回
第41回
第40回
第39回
第38回
第37回
第36回
第35回
第34回

第33回
第32回
第31回
第30回
第29回
第28回
第27回
第26回
第25回
第24回
第23回
第22回
第21回
第20回
第19回
第18回
第17回
第16回
第15回
第14回

第13回
第12回
第11回

 
 第10回
第9回
第8回
第7回
第6回
第5回
第4回
第3回
第2回
第1回

●ジャパンオープンの開催延期は残念至極

 時の流れは早いもの。
 韓国・仁川でのアジア競技大会(以下、アジア大会と表記)に続いて
長崎国体も終わってしまいました。


(提供:JBC)

 少し時間が経過してしまいましたが、まずはアジア大会から振り返らせてください。
 地元の韓国はやはり強かったですね。12種目中、金7個(銀1銅6)を獲得しました。
元々トップレベルの国が、地の利も活かしたのですから、
これはまあだいたい予想されたような結果といえましょう。
 さて、我が日本ですが、男子がダブルスとトリオで金メダルを獲得(ダブルスは銀メダルも)、
ボウリング競技で金2つを獲得したのは間違いなく上出来だったと言えるでしょう。
 2ヶ月前のこのコラムでも書かせていただいたように、世界トップレベルと言ってもいい韓国での開催、
つまり完全アウエーだったことに加え、前回の中国・広州でのアジア大会では金0(銀1)だったのですから
2倍、3倍の価値ある金メダルだと思います。
 残念だったのは2大会続けてメダル0に終わった女子ですが、
女子についてはアジア大会の直前に中国香港で行われた世界ユース選手権で
5種目中、4人チーム戦、オールエベンツ、そして事実上の個人bPを決めるマスターズの3種目で金メダル、
残る2種目もシングルスで銀と銅、ダブルスで銀メダル獲得とメダルラッシュ、男子が
振るわなかった(4人チーム戦の銅1だけ)のとは好対照の結果を残しました。
こういう現象が起きると、女子はある程度世代交代が必要なのかな?という感想を抱かされます。
もちろん、女子の現ナショナルメンバーにも「このまま終わるわけにはいかない!」というような気概を持ってほしいですが。


(提供:JBC)

 アジア大会の余韻が残っている中、開催された長崎国体は、地元長崎が開催県としては10年ぶりという男女総合優勝を果たしました。
選手、関係者の方々の努力の賜物でしょう。心からお祝い申し上げます。
 アジア大会やその前の世界ユースに出場、活躍した多くの選手も長崎国体に出場し、
存在感を示してくれましたし、
新たなヒーローヒロインも生まれる有意義な大会だったと思います。


(提供:JBC)

 ところで、すでに賢明なこのコラムの読者の皆さんはご存じのように、
これまで多くのトーナメントが開催され、近年ではP★リーグの収録会場としても有名な
全国のたくさんのボウラーから愛されてきた東京の田町ハイレーンが
来春閉鎖されることになりました。
 お隣韓国(何度も申し上げますが世界トップレベルです)はナショナルトレーニング施設としてのボウリング場があり、
トップボウラーはそこで自由に練習できる環境があります。
日本ではプロでさえ、満足な練習環境が与えられているケースは決して多いとは言えません。
まして、アマチュアはボウリング場、言い換えれば練習できるレーン数は多ければ多いほどいいのが現状です。
それがまた無くなるのは残念としか言えません。
 残念と言えば、今月は例年ならばジャパンオープンとジャパンカップで活況を呈する11月。
しかし・・・、その一つ、ジャパンオープンがありません。JPBA(日本プロボウリング協会)は開催延期という表現を使っていて
「スポンサーを探してなんとか来春までに開催を」という姿勢のようですが、
常識的にこのご時勢、私の感覚では到底来春までにスポンサーが見つかって
開催できるとは思えません。(私の感覚がずれていれば別ですが)
・・・いいえ、仮に来春までに開催できたとしても、団体戦もあるジャパンオープンはプロ、アマ問わず
全国のボウラーが楽しみにしている(ひょっとすると年に1回の楽しみと思っているボウラーもいるかもしれません)
とてもとても大切な大会です。それが開催されるべきこの時期に開催されない・・・。残念至極です。
 第38回ジャパンオープンが開催されなくなった(JPBAは開催延期と表現していますが私はこう表現します)経緯は、
漏れ伝わってきてはいますが、はっきり言って内輪の事情はどうでもいいのです。
ジャパンオープンはボウリング業界全体としてどんなことがあってもこの時期に開催すべきであり、
そのためのどんな努力も払うべきであった、つまりこの時期に開催しなければいけなかったと私は考えます。
 田町ハイレーン閉鎖は経営する側の事情もありましょうからやむを得ないという気にもなりますが、
今さら私が声高に叫んでもどうにもならないことは百も承知の上で、敢えてもう一度申し上げます。

 ジャパンオープンは、この時期になければいけないのです。

秋色のブナ林 長野・小谷
秋色のブナ林 長野・小谷

四家 秀治 (よつや・ひではる)

四家 秀治 (よつや・ひではる)

元テレビ東京アナウンサ− 2011年7月からはフリ−。テレビ東京在職中は、ボウリングの実況を多数経験。東京運動記者クラブボウリング分科会代表幹事と、武部勤衆議院議員が会長であるボウリング評議会の理事を2011年3月まで務めた

前の「記事」へ戻る 「全公協たより110」へ 次の「記事」へ進む

 全国ボウリング公認競技場協議会「トップページ」へ 「全公協たより・目次」へ