悲しい過去をもつ南国の酒−2

海・青木繁 画
海・青木繁 画

 



悲しい過去をもつ南国の酒−2
悲しい過去をもつ南国の酒−1
織田信長と砂糖−3

織田信長と砂糖−2
織田信長と砂糖−1
子どもの成長に“砂糖の力”が不可欠

砂糖は脳に素早く届くエネルギー
砂糖は笑顔のエネルギー
砂糖は料理のベストパートナー
 
砂糖は米や蕎麦などと同じ炭水化物1g=4k cal
砂糖は料理のベストパートナー

砂糖は運動能力を伸ばすエネルギー源

砂糖で心もカラダもリラックス
砂糖を上手に摂って健康なカラダづくり
砂糖は脳とカラダに大切なエネルギー

砂糖には消費・賞味期限はありません
子供の成長に“砂糖の力”が不可欠
砂糖は植物から作られた自然食品


砂糖は笑顔のエネルギー

砂糖は料理のベストパートナー
砂糖啓発 オリゴ糖と健康

砂糖啓発 オリゴ糖と健康
砂糖啓発 ニッポン放送で「放送された内容」紹介-3
砂糖啓発 ニッポン放送で「放送された内容」紹介-2
砂糖啓発 ニッポン放送で「放送された内容」紹介-1
砂糖啓発活動で分かった砂糖の理解度
ニッポン放送で「食生活や健康」のエピソード放送中
平成25年度砂糖啓発活動を実施中
平成25年度砂糖啓発活動を実施
平成25年度砂糖啓発活動に協力
お砂糖の種類と特徴

お砂糖の種類と特徴
お砂糖の種類と特徴
お砂糖の種類と特徴


砂糖は植物からつくられた天然食品
砂糖は植物からつくられた天然食品
砂糖は、エネルギー補給にも最適!
砂糖を摂るのも、タイミングが大事!
効果的な筋肉づくりに、砂糖が役立つ
砂糖と記憶力
砂糖で心もリラックス
脳のエネルギーはブドウ糖だけ
砂糖の誤解(その3)砂糖と虫歯
砂糖の主成分、ショ糖が調理で大活躍
朝のお菓子と紅茶で起きるのを楽しみに
砂糖は脳の重要な栄養源である-2
砂糖は脳の重要な栄養源である
砂糖ミルク入りコーヒーの効用
砂糖の誤解(その2) 砂糖と糖尿病
砂糖の誤解(その1) 砂糖と肥満
一番甘いのはどの砂糖?
砂糖の賞味期限は?
砂糖の賢い使い方
料理にかかせないすごい力が7つもあります!
子供の成長に“砂糖の力”が不可欠!


砂糖の啓発活動
砂糖の啓発活動
砂糖の啓発活動
砂糖の啓発活動
砂糖の啓発活動
砂糖の啓発活動
砂糖の啓発活動
砂糖の啓発活動
砂糖の啓発活動
砂糖の啓発活動
砂糖と体の関係
砂糖と体の関係
砂糖と健康
砂糖の啓発
砂糖の啓発活動
砂糖の啓発活動
砂糖の啓発活動
砂糖の啓発活動
砂糖の啓発活動
砂糖とは何か?
砂糖の始まり

●悲しい過去をもつ南国の酒 東京農業大学 名誉教授 中西 載慶 氏

 ところで、ラムの本場カリブ海諸国といえば、強い日差し、浅黒い肌、陽気な人柄、軽快でビートの聞いた音楽や踊りなど、明るさを感じます。ラムはそんな国の人々にぴったりの陽気で賑やかな酒だと思います。しかし、ラムの発展には、二度と繰り返してはならない人身売買という人間の悲惨な歴史がかかわっているのです。17世紀ごろから、ヨーロッパでは、砂糖の需要が急速に高まりました。そこで、イギリスをはじめヨーロッパ諸国は、当時植民地であった西インド諸島で、大規模なサトウキビ栽培を展開し始めたのです。サトウキビ栽培には人手と労働力が必要不可欠です。そこで、 1)労働力を確保するために、西アフリカの人々を奴隷として西インド諸島に送り込んだのです。一方、砂糖製造時には、その廃棄物ともいえる糖蜜が生じます。 2)それを船に積み込んでアメリカのニューイングランドに運び、糖蜜からラムをつくったのです。 3)このラムを再び船に積んで主にアフリカなどに運び、販売・換金して、労働者(奴隷)を調達したのです。この 1)から 3)のいわゆる三角貿易が行われたのです。ラムの品質は当然価格に反映し、労働力確保の資金となります。そのことが、皮肉にもラムの酒質の向上と発展をもたらしたという一面もあるのです。今では、世界中で飲まれ、陽気で賑やかなイメージのラムですが、悲しい過去もあるのです。



 砂糖大国といえばブラジルですから、当然ブラジルにもサトウキビからつくるカシャッサ(ピンガともいう)という蒸留酒があります。その製造法は基本的にはラムと同様です。一般には、それに砂糖とレモンを加えたカイピリーニャとよばれるカクテルが好まれているとのことです。勿論日本にも、サトウキビからつくられる黒糖焼酎という特色ある蒸留酒があります。黒糖焼酎は、現在奄美諸島でのみ製造が認められ、他の地域ではつくることができません。その理由は、昭和28年に奄美諸島がアメリカから返還された時、黒糖焼酎製造の実績や地域産業保護の観点から、酒税法により米麹を使うことを条件に、奄美だけに黒糖を使った焼酎製造を認めたからです。その製造の概略は、まず蒸米に水と麹と酵母を加え一次発酵を行います(もろみという)。このもろみに、水に溶かした黒糖(サトウキビの搾り汁を煮詰めて固めたもの)を加え二次発酵します。発酵終了後、蒸留してタンクあるいは樽に入れ熟成させて完成です。なお、黒糖焼酎も昔は、米や米麹を使わず、ラムと同様の方法でつくられていたといわれています。

 酒の製造法には、その土地に生まれ育った人々の優れた知恵と経験の積み重ね、科学と技術の進歩などが刻みこまれています。大切に受け継ぐべき人類の財産です。

注1)サトウキビの搾り汁、搾り汁を煮詰めた時に生じるアク、蒸留廃液なども利用される。
注2)自然発酵の場合には、数種の酵母や細菌が関与し複雑な風味を形成する。最近は、優良培養酵母が用いられることが多い。
注3)45パーセント以上のかなり高いアルコール濃度のものも市販されている。

(おわり)

農畜産業振興機構ホームページより掲載。

砂糖啓発活動ポスタ−
砂糖啓発活動ポスタ−

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