四家秀治の「ナイス!ピンアクション」−62

 ボウリングルネッサンス(日本ボウリング評議会)
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●ボウリングとオリンピック

 ボウリングが生涯スポーツとして極めて優秀なのは
今さら申し上げるまでもありません。
 老若男女、多くの人が笑顔でボウリングに興じる図は
それがどんなスコアであろうとも微笑ましく、ボウリング
というスポーツの最大の長所であると感じます。

 スポーツは、その発生の起源や広まる過程で
どちらかと言えばレクリエーション的、生涯スポーツとしての要素が強いものと
勝負重視のものと
2つに分けられるように思います。
 ボウリングはやはり前者でしょう。

 ところで、今まで、ボウリングのみならず、
多くのスポーツに深く関わってきた私ですが、
その中の一つに16年前のシド二ーオリンピックで
実況をさせていただいたご縁もあるソフトボールがあります。

ボウリングワールドオープン(JBC)
ボウリングワールドオープン(JBC)

 2020年の東京オリンピックでの採用を野球とともに
「世界野球ソフトボール連盟」として復帰をめざしている
日本ソフトボール協会関係者の方によると
「オリンピックに採用されるのは悲願だが、
我々は元々、生涯スポーツとしてソフトボールを日本国中に普及させることを
大きな目的としているし、今もそれは変わらない」
ということでしたからソフトボールもボウリング同様前者と思われます。
 ピッチャーが下手投げ。ボウリングと相通ずるところもあります。
 事実、日本を代表する女子プロボウラーには故金田惠子プロを始め、
稲橋和枝プロ、小磯尚美プロ、近藤文美プロ、酒井美佳プロなど
ソフトボール出身者が結構います。近年のプロについてはデータ不足、
並びに取材不足でハッキリしたことは言えませんが、
おそらく若手女子プロもソフトボール経験者が少なくはないはずです。
どんなスポーツでも下半身は大事ですが、あるソフトボール経験者によれば
「ほんとうに下半身は鍛えられました」とのことですから、ボウリングにも
それが十分活かされたと考えられます。

 ボウリング、ソフトボールに限らず
球技は、全般的に生涯スポーツ的要素が強いと言えるでしょう。
ただ普及の過程で野球、サッカーなど競技人口の多いものは
勝負重視型のイメージが強くなってきているということもあるかもしれません。

反対に
ボクシング、レスリング、柔道などの格闘技は、生涯スポーツ的要素はゼロではないにしろ
勝負重視型であるように思います。

 ソフトボール協会の方の話を聞きながら
なぜ、生涯スポーツについて考えたかといいますと、
ここのところ、かなり年齢の高いアマチュアボウラーの方を
取材することが多くなってきたからです。
 このブログを読んでくださっている皆さんも同様かもしれませんが
彼らの頭の中は

「いかにしてボウリングを続けられるか」

ということで占められていることが話を聞くとわかってきます。
ボウリングを続ける、あるいはその時間を見つけ出す方法論はさまざまです。
 今までも「ボウリングは中高年にとって適度な運動、有益な運動である」
というようなことは様々なところで論じられてきましたし、それは私も
間違いないと思っています。
 なぜなら、あの決して軽くはないボールをしっかり運んで
思ったところに投げるには重心のスムーズな移動を含めた
バランス感覚が不可欠ですし、一定量の筋力も絶対必要、
瞬発力もある程度は維持しなければいけないわけで、
足腰の老化は間違いなく防止できます。
 こんなこと今さら強調するまでもないことでしたね。
 失礼しました。
 しかし、ボウリングの魅力に取りつかれてしまっている中高年のボウラーは
仮に「健康維持のため」とその理由を語ったとしても、
たぶん、実は「ただボウリングが好きなだけ」なのだと
ほとんど断言できるぐらいボウリングをするための努力をしています。
 私、現在はどのリーグにも参加していませんが、
リーグは確かに楽しいですしね。嵌るとリーグが生きがいになるのもわかります。

リオデジャネイロ五輪
リオデジャネイロ五輪

 今月は生涯スポーツ的なものも勝負重視型のものも含め、4年に一度のスポーツの祭典、
オリンピックがリオデジャネイロで開催されますね。
 睡眠不足の日々になることは間違いなさそうです。

 そして、JBC(全日本ボウリング協会)が世界ボウリング連盟に提案した
世界ボウリング連盟からIOC(国際オリンピック委員会)にボウリングを
2020年の東京オリンピックの追加種目にという働きかけをしてもらうという話がどうなったか?
 つまり、正式にはすでにボウリング以外の
5つの競技団体からということになっている
東京オリンピックの正式な追加種目(たぶん5つとも)もハッキリします。

 暑い夏、皆さん、お身体にご自愛ください。

リオ五輪・金メダル
リオ五輪・金メダル

四家 秀治 (よつや・ひではる)

四家 秀治 (よつや・ひではる)

元テレビ東京アナウンサ− 2011年7月からはフリ−。テレビ東京在職中は、ボウリングの実況を多数経験。東京運動記者クラブボウリング分科会代表幹事と、武部勤衆議院議員が会長であるボウリング評議会の理事を2011年3月まで務めた

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