四家秀治の「ナイス!ピンアクション」-67

 帯広スズランボウル外観(北海道)
帯広スズランボウル外観(北海道)
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●ボウリング場のスポーツクラブ化

 あけましておめでとうございます。

 早いもので、言いたい放題の私のこのコラムも7年目。

 皆さんはもう今年の初投げは済ませたことでしょう。

 毎年「今年の正月、ウチのセンターの売り上げは昨年に比べ…」
というのがこの時期の関係者の定番の会話です。

 果たして、今年はどうだったのでしょう?

 同じサイトの他の連載記事について申し上げるのは邪道かもしれませんが、
Jarbaの正統派の連載「LTBはボウラー固定化の切り札」は、興味深い
内容ですね。

 私は、今までボウリング場閉鎖の悲しい出来事について何度も書かせていただきました。
そうならないための努力を経営者の皆さんは、今までもこれからも知恵をしぼってなさっていくことだと思います。
 新しい一年もぜひ、がんばっていただきたいと願うばかりです。

 さて、そこで、LTB、いわゆるリーグボウラーを増やすこと
ですが、それが経営する側にとってとても大事なのはよくわかっています。

 私はボウリング場を経営することは永遠にないですから、何も偉そうに言えないことは重々承知の上で、
改めて、
 「切り札かもしれないが、ボウリングを愛する立場からしたら必ずしもそれがすべてではない」
と申し上げます。

帯広スズランボウル場内(北海道)
帯広スズランボウル場内(北海道)

 年末年始ボウリング場に足を運ぶのはどういう人か?といえば、
 それはもちろん「たまにはボウリングでもするか」という人たち、
“年一”
といってもいいようなボウラーでしょう。その中には初めてやる人も含まれているケースは少なくありません。

実は、私は長年そういう人たちに近い人種でしたので、むしろLTBに対しては
あまり好意的な感覚はありません。
事実、ふらっとボウリングをやろうと思って行くとそこはリーグボウラーで
あふれ、一般客用には数レーンしか用意していないため、
受付に聞いたら「3時間待ち」などという経験が何度かあるからです。

繰り返しますが、私は経営側からの視点ではないのでご了承ください。

 もちろん、ふらっとボウリングをしに来る人だけでは経営は成り立たないでしょう。

 それは理解していますが、ふらっとボウリングをしに来る人を大事にしなければ、
固定客は確保できてもボウリング人口を増やすことにはたぶんつながらず、
むしろ減ることになるのではないか?
と思えます。

なぜなら、「なんだよ、せっかくボウリングをやろうと思ってきたのに、
このボウリング場はおそろいのユニホームかなんか着たオッサンたちが占領してるぜ。
それじゃ別にボウリングなんかやらなくてもいいや」
と、いう感覚になり、余暇の過ごし方としてのボウリングの順位は確実に下がっていくからです。
レジャーは他にいくらでもありますしね。

そこで、2017年、私が提案したいのがボウリング場のスポーツクラブ化です。

それはどういうことかと言いますとLTBボウラーとふらっとボウラーを完全に切り離した経営を望むということです。

LTBボウラーは完全会員制にし、別のフロア、できれば全く独立したセンターで投げ、
ふらっとボウラーは彼らだけが集う空間にするということです。

厚別パークボウル外観(北海道)
厚別パークボウル外観(北海道)

今もかなり別にしているところはあるようですが、
所詮同じボウリング場の中での出来事、両者をはっきり区別したらいいと考えます。
「そんな…ふらっとボウラーだけのボウリング場なんてすぐ破綻する」
というならボウリング場を完全会員制にしてもいいんじゃないでしょうか?
そのほうがボウラーとしてのステイタスも上がるし、
その完全会員制の中でレーンの難易度を何段階にもして、
より技術を磨きたい人、
簡単なレーンで好スコアを出すことでプロボウラー気分を味わいたい人
など、それぞれのニーズに合わせればいいのではないかと考えます。
もちろん、会員でない人もスポーツクラブらしくビジター料金を払えばできるシステムにする。
元々、はっきり言って

『ふらっとボウラー軽視』

なんだから
それでボウリングのイメージアップが図れればいいと考えます。
とにかく、LTBボウラーの横で投げるのを快く思っている一般客など
いないかいても少数派であることはそろそろ考えたほうがいいように思います。

 それからこれはちょっと大胆な発想かもしれませんが、
ボウリング場のスポーツクラブ化ではなく
ボウリング場とスポーツクラブの一体化というのはどうでしょう?
ランニングマシーンや、ウエイトトレーニング場、プールなどの横に
ボウリングのレーンもあって、自由にボウリングができるスポーツクラブなどあったらいいなと思いますね。

 大規模経営のボウリング場のオーナーならできそうな気もしますが…、いかがですか?

 間違いなく話題になると思いますよ!

 新年の私が抱く勝手な理想でした。

 では、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

厚別パークボウル場内(北海道)
厚別パークボウル場内(北海道)

四家 秀治 (よつや・ひではる)

四家 秀治 (よつや・ひではる)

元テレビ東京アナウンサ- 2011年7月からはフリ-。テレビ東京在職中は、ボウリングの実況を多数経験。東京運動記者クラブボウリング分科会代表幹事と、武部勤衆議院議員が会長であるボウリング評議会の理事を2011年3月まで務めた

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