四家秀治の「ナイス!ピンアクション」-74

 酒井武雄プロ
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●ビッグ3を超えるプロ、出てきてほしい

 以前、何度か話題にさせていただいた男子シニアプロの公式戦が
今年も6月の終わりに開催されました。
 現在の大会名は「HANDA CUP・プロボウリングマスターズ」ですが、
このトーナメントの前身は「日本シニアチャンピオン」合計すると
もう優に30年以上は行われているおなじみの大会です。

 異論はあるかもしれませんが、歴史上、日本の男子プロボウラービッグ3は
矢島純一プロ、西城正明プロ(現在はライセンス返上)、酒井武雄プロだと思います。
この3人の中で、一番背が高く、一番ボールの破壊力があるのは酒井プロ。
 ただ投げるだけで絵になるのも酒井プロだと思います。
 その酒井プロが優勝しました。
 65歳になった今もど派手なスラックスは若い頃と変わらずで、パープルのシャツが映えました。

 西城さんは
「プロボウラーは目立たなくちゃいけないし、
誰にもできないようなことができなくちゃいけない」

という正しい理想をお持ちでした。
 そして、人気実力ともに西城さんがNo. 1だった時代が長かったのも
事実ですが、
「僕がスターじゃダメなんだよ。僕は、本当のスターがいて、その対抗馬だったり、
脇を固めるレベルのような存在であるべきだと思う。
そうじゃなければボウリングは盛り上がらない」
という客観的な意見も述べる方でした。
あれだけ存在感のある方だったにも関わらず…です。

 矢島プロについては、1期生であり、ボウリングブーム全盛期の頃の
男子プロの代名詞的存在だった人ですから、ここで改めて述べる必要はないでしょう。

酒井武雄プロ(提供:ボウリングマガジン)
酒井武雄プロ(提供:ボウリングマガジン)

まあ、とにかく、このビッグ3の1人である酒井プロの優勝はやはり
感動的でした。
 アプローチ上の動作一つをとっても絵になるし、ボディアクションも
垢ぬけています。
やはり酒井プロはレジェンドなのだと痛感した次第です。

 失礼ながら、あくまで個人的な感想ですが、
自己陶酔型、自己満足カッコつけ型、あるいはそれとは対照的な単なるガッツポーズの延長線型
それらいずれのボディアクションにも私はプロの矜持を感じません。
やはりプロならボディアクションにもカッコよさがなければ。

聞けば、酒井プロは特別何かをしているわけではないということですが、
「今もラン二ングは欠かさない」そうで、
「トーナメントで投げている間、疲れたと感じることはない」
とも、おっしゃいました。
さすがは今年で43年連続シード入りという気の遠くなるような
記録を持続されているプロ、です。
そしてそのハデなボウリングウエアにしても、
「プロですからね」とさらり。

 どのプロボウラーも過酷なプロテストを経てプロになるわけで、
それだけで「すごい」ですし、尊敬しますが、
単に「強さ」だけでなく、カッコ良さも求めてほしい
と改めて感じた次第です。

 もちろん、若手のプロにもカッコいいプロボウラーはたくさんいます!

 ビッグ3を超える存在感あるプロ、いつか出てきてほしいものです。

四家 秀治 (よつや・ひではる)

四家 秀治 (よつや・ひではる)

元テレビ東京アナウンサ- 2011年7月からはフリ-。テレビ東京在職中は、ボウリングの実況を多数経験。東京運動記者クラブボウリング分科会代表幹事と、武部勤衆議院議員が会長であるボウリング評議会の理事を2011年3月まで務めた

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