人ふれあうボウリング●

幡ケ谷を出発して30秒ほど。電車が地下を抜け出し車窓がぱっと明るくなると、ほどなくして笹塚駅に到着した。もともと路面電車として調布―笹塚間で開通した京王電気軌道の当時の始発・終着駅だった。

 ホームに降り立つと、巨大なボウリングのピンが見えた。改札口を出てすぐにある1973年開業の「笹塚ボウル」だ。

 11月の週末、ウェディングドレス姿のジョセフィーンさん(27)が楽しそうにボールを投げていた。ガーターに続き新郎の坂入一成さん(27)がピンを倒すと参加者からは大歓声。ここで結婚式2次会を開いた坂入さんは「妻が米国人でゲストも外国人が多い。言葉の壁を取り除くにはボウリングが一番」と満足げだ。

 全国的にボウリング場の数が減る中、生き残りの策として選んだのがボウリング以外の機能の充実。レストランの改装やイベントの開催などで新たな客を呼び込んだ。一方で選手の育成にも力を入れ、平日昼はシニアのボウラーでレーンが埋まるほどの盛況ぶり。

 笹塚ボウルの担当者は「売上高は過去最高。多くの人にボウリングの楽しさを知ってもらい、人と人とがふれあえる場にしたい」。

(朝日新聞より掲載)

前の「記事」へ戻る 「全公協たより148」へ 次の「記事」へ進む

 全国ボウリング公認競技場協議会「トップページ」へ 「全公協たより・目次」へ