四家秀治の「ナイス!ピンアクション」-84

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●また、どこかのボウリング場でお会いしましょう


プロボウラー資格取得テスト会場

 今年もJPBA(日本プロボウリング協会)はプロテストを実施しました。
男女合わせて84人が受験し、合格者は男子20人、女子10人、
1次、2次ともに4日間で男子は60ゲーム、女子は48ゲームを投げ、
男子はアベ200以上、女子はアベ190以上が実技テストの合格ライン、
過酷なテストであることだけは間違いありません。

今までにもこのコラムではプロテストのことは何度も話題にしてきましたが、
合格者の皆さんには、心から

“おめでとうございます!”

と申し上げたい気持ちです。

これからの皆さんの活躍には大いに期待したいです。


 ところで、突然ですが、全国ボウリング公認競技場協議会解散に伴い、このコラムは今回が最終回になりました。

 7年前、事務局長の金子基椿さんから丁重に
「全公協のホームぺージを充実させたいので執筆をお願いできませんか?
コラムのタイトルは四家さん自身で決めてくださって結構です」と
お願いされ、喜んでお引き受けしたものの、生来の怠け者であり、いいかげんな
性格なもので、ただ、言いたいことを書くだけで7年が過ぎてしまいました。
 コラムのタイトル「ナイスピンアクション」は、そんな形でしかストライクが出せない
なさけないボウラーである私自身のことを言っています。

 私がボウリングについて思うことは大きくわけて二つあります。



 一つは勝負としてのすばらしさです。

 ボウリングは15~20分程度の短い1ゲームの戦いの中に起承転結の
筋書きのないドラマが詰まっています。
 時間ばかりかかる球技が多い中、これは出色の長所でしょう。
無論、球技によっては長い戦いであるからこその面白さがあることも否定はできませんが、
ここ、30年ぐらいの間に世の中の時間の流れは急激に早くなりました。
 だから、スポーツもスピード、テンポがとても大事だと思うのです。
 だから、ボウリングは今の時代に最もマッチしている
「観る」
「やる」
スポーツであると私は確信しています。

 また、その濃密な時間に繰り広げられる展開をより面白くしようとする工夫、
競技性重視の姿勢もとても大事だと思うのです。
 例えば、全選手が同じ種類のボールを使用するルールにして、
まさにボウラーの投球技術、能力だけで雌雄を決するようにするとか…。
今後、ボウリングの競技としての進化に期待したいです。

 JPBAが、プロの団体としての矜持なんでしょうが、
再来年以降の補助・援助器具の使用規制、事実上、いわゆるメカテクターの
使用禁止を決めたことについては大賛成です。



 二つ目は競技としてのすばらしさです。

 ボウリングは破壊願望を満たすスポーツであると思います。

 これは以前から私が主張していることですが、ルール内であれば、
つまり16ポンド以内の決められた材質のボールを使うのであれば、
仮にそれを時速100km以上の猛スピードで投げて、
ピンを倒すだけでなく粉々にしてしまっても
レーンのバックボードを破壊してしまっても構いませんし、
しかもスコアはそのまま記録されるわけです。(ボウリング場はたまりませんが…)
 こんな無制限に力を発揮することが肯定されるスポーツなど他にありません。


どんなスポーツにも達成する喜びがあります。

記録を争うものなら自己ベストが出たとき。

球技で、野球なら三振を奪った時、あるいはホームランを打ったとき。

サッカーなら弾丸ようなシュートをゴールネットに突き刺したときかもしれません。

ゴルフならホールインワンか、あるいはナイスバーディか。

でも、それらは皆、達成願望が満たされた喜びです。

ムシャクシャしているとき、思いっきりボールを投げて思いっきりピンを倒して…
というような達成プラス破壊願望が満たされるスポーツはボウリング以外にないのです。

 ボウリングを愛する皆さん、この2点についてだけでも皆さんは、
かくもすばらしいスポーツに深く関わっているのです。
どうぞボウリング愛好家として、今後も誇りをもって健全な日々をお送りください。



『このまま続くとあと1年ちょっとで100回だし、頑張ろう』
などと、私は柄にもなく、殊勝な決意を固めていたところだったので、誠に残念ですが…

「四家秀治のナイスピンアクション」とはお別れです。

 今までも、いろいろなところでこの愚コラムについての感想をいただき、
皆さまにはほんとうに感謝しています。

 ありがとうございました。

 また、どこかのボウリング場でお会いしましょう。

四家 秀治 (よつや・ひではる)

四家 秀治 (よつや・ひではる)

元テレビ東京アナウンサ- 2011年7月からはフリ-。テレビ東京在職中は、ボウリングの実況を多数経験。東京運動記者クラブボウリング分科会代表幹事と、武部勤衆議院議員が会長であるボウリング評議会の理事を2011年3月まで務めた

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